The Eight Stages of Unix Knowledge
ネットを見ていたらThe Unix Hierarchy (The Eight Stages of Unix Knowledge)というのを見つけましたので、適当に訳してみました。
- ひよっこ
- コマンドラインの使い方に自信がない
- viの基礎をもっと学ぶ必要がある
- ディレクトリの中身を得る方法を知らない
- コマンドを入力してリターンを叩いたあとにエラーが出る
- 初心者
- lsでディレクトリの一覧を得られる
- viのことをvyeと言う
- Cについて聞いたことがあるが、チェリーである
- rmにまつわる苦い経験がある
- メールの読み方を知らない
- 身近な人がUNIXを好むのが不思議である
- ユーザ
- viやnroffを使うけれど不慣れ
- 正規表現という言葉は聞いたけれど見たことはない
- ハイフンがオプションを表すことを知っている
- C言語でプログラムを書こうと思ったけどPascalが止められない
- ディレクトリの移動ってどうやるんだろ?
- dbxをステレオコンポのブランド名だと思っている
- メールは読めるがニュースの読み方は知らない
- 中級者
- nroffは問題なく使えて、tblやeqnを習い始めた
- grep検索をする
- mvでディレクトリも移動できることを知っている
- helpがhelpにならないことを知っている
- C言語を習ったことがある
- 文字列の置き換えにsedを使ったことがある
- dbxを使っている人は見たことがあるが、自分では使ったことがない
- makeは軟弱者のツールだと思う
- 上級者
- 必要なときにsedを使う
- viでマクロを使い、必要なときにexを使う
- 思いついたらニュースを投稿できる
- cshスクリプトを書くこともある
- viでC言語のプログラムを書き、ccでコンパイルする
- &&や||が何を意味するか分かる
- 人類の歴史は"!h"で始まると思っている
- ハッカー
- sedやawkを自在に使いこなす
- viの隠し機能を使える
- catでC言語のプログラムを書き、!ccでコンパイルする
- ソースコードデバッガは信用できないのでadbを使う
- ユーザ環境に関する質問に答えることができる
- 標準のマクロに代わるnroffのマクロを書く
- shのマクロを書く
- バグ修正パッチをインストールできる
- グル
- m4やlexを自在に使いこなす
- アセンブラのコードをcatで書ける
- システムにロードされているカーネルのデバッグをadbでできる
- ツールのソースコードをいじってカスタマイズできる
- 朝食の時にデバイスドライバのソースコードを読む
- どんなUNIXの質問でも少し考えれば答えることができる
- 2つ以上のコマンドが必要なときはmakeを使う
- セキュリティを突破できるか知っていて試す必要がない
- ウィザード
- catでデバイスドライバを書ける
- バイナリをいじってバグを潰せる
- 質問されなくても質問に答えることができる
- 独自のtroffマクロを書く
- Dennis、Bill、Kenとファーストネームで呼び合う仲である
時代を感じる
Pascalは今では使う人は少なくなっていると思うので、Cの代わりにPascalを使うというのは今では意味がないし、viもそうかな。今でもvi派は多いんだけど、viはないときに仕方なく使う感じがする。ハッカーレベルでも大したことのない技術もあれば、もう少し下でも自分が使わないツールを使うことを求めているものもある。
あとグル>ウィザードだと思うけど違うのかな?
ウィザードの「質問されなくても質問に答えることができる」はまさにウィザード。
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