慶大とソニー、人材育成で協力 人材交流や共同研究など
朝日新聞に寄りますと「慶大とソニー、人材育成で協力 人材交流や共同研究など」とのことです。
慶応大とソニーは4日、来年度から中長期的な人材育成協働プロジェクトを始めると発表した。慶大の教育・基礎研究力とソニーの先端研究・開発力を活用し、人材交流やインターンシップ、共同研究などを実施。イノベーションの創出や次世代の研究開発をになう人材の育成を目指す。
どうせ採用しないのに人材だけ育成してどうするんでしょうか。と思ったけど慶應の人は欲しいのかも知れませんね。ソースはなくしてしまいましたが、ソニーと言えば必要なことは入社後に教えるから大学では勉強しなくていいと言ったような気がするけど、どうなんでしょうね。
PS3を150台提供
慶大の大学院理工学研究科に寄付講座を開講。ソニーから迎える特別研究教授が運営にあたり、第一線エンジニアらが講師役を務めるほか、科学技術戦略のあり方などについて共同研究を行う。また、慶大の院生がソニーで3カ月〜1年にわたるインターンシップを実施。さらに、ソニーが慶大にゲーム機「プレイステーション3(PS3)」150台を提供。その頭脳にあたる高性能半導体を使って、学生がソフト開発などを行う。
ええと、これは聞いたことがありますね。MITで6.189 Multicore Programming Primer: PS3 Cell Programmingというのを思い出します。
This course is a brand new IAP 2007 class offering open to all MIT students (undergraduates and graduates). Students will spend several weeks learning about new multicore architectures and parallel programming patterns, and will design and implement projects to run directly on the new PLAYSTATION®3 consoles. The course will culminate in an exciting competition at the end of IAP, and prizes will be awarded to the best projects. The course will give students hands on experience in parallel programming in an exciting and relevant context.
これは例によって講義ノートなどが公開されていますので、独学もできそうですね。
この企画はPS3の発売直後に行われたと記憶しています。それに対して今更PS3を150台提供するから勉強してくれというのは遅きに失した感じはします。
PS3のCellは並列プログラミングが必要になりますので、もともとスーパーコンピュータを使い慣れている環境ならすぐに準備ができると言うことになるのでしょうか。
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