Twitterを見ていたらこんなのが流れてきました。
H1-B holders in the United States can rest assured that changes are soon coming which will bring both simplicity and certainty to your stay, including a potential path to citizenship. We want to encourage talented and highly skilled people to pursue career options in the U.S.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) January 11, 2019
抄訳:H-1Bビザ保有者は潜在的な市民権獲得を含めたアメリカ滞在を確実にする変更が近々あるから安心していいよ。アメリカは才能ある高い技能を持った人がアメリカでキャリアを追求するのを応援するよ。
それに対するマスコミの反応は
【ワシントン時事】トランプ米大統領は11日のツイッターで、IT技術者など高度技能を持つ人を対象とした「H-1B」ビザを保有する在米外国人について、在留を保証するとともに「米市民権獲得の可能性も開ける」と表明した。不法移民の流入阻止や合法移民の規制強化を進める中でも、専門知識や技能を持つ外国人に関しては積極的に受け入れる姿勢を示した。
トランプ氏は投稿で、H-1Bを保有する外国人に関し「(手続きを)簡素化し滞在を確実なものとする変更」が近く行われると説明したが、具体的内容には触れなかった。その上で「才能と高度技能を持つ人々が、米国でキャリアを追求することを後押ししたい」と書き込んだ。(2019/01/12-06:20)
トランプ政権は2017年4月にH1Bビザの審査を厳格化する方針を決め、米国内の人材不足を同ビザで補うIT(情報技術)業界が反発していた。H1Bビザ保持者は現行制度でも永住権や市民権を取得することが可能だが、手続きに数年以上かかることが多い。
マスコミはトランプが方針を変えたように言っていますが、私はそうは思っていません。彼は前からアメリカに利益をもたらす外国人は歓迎していました。ただ、不法移民とかビザミル(不正にビザを取らせる組織)には手厳しいのですが、これを移民排斥のように乱暴に解釈しているメディアは多かったように思います。
個人的には「不法移民は可愛そうだからグリーンカードあげよう。合法移民は頑張ってね」よりも、能力があって納税額も消費も多い外国人を優遇するほうが理にかなっていると思います。リベラルの基本は弱いものに優しく、強いものには厳しくだと思うのですが、いくら弱いと言っても不法移民を優遇するのは不公平だと思います。
それと日経新聞の「H1Bビザ保持者は現行制度でも永住権や市民権を取得することが可能」とあるけど、知る限りH-1Bビザ保有者が現行制度で直接市民権を取る方法はないと思いますので「永住権や市民権」は不正確だと思います。もっと細かく言うとH-1Bビザを持っていなくても仕事を通じた永住権を直接取得する方法もありますので、永住権取得の条件がH-1Bビザを保有していることでもありません。
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