JR東海のリニアモーターカー

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長野県が・・・

南アルプスのふもと、山梨県早川町と長野県大鹿村。今、この二つの町村で、水平掘削による地質調査が進んでいる。中央リニア新幹線の建設のためJR東海が「トンネルでぶち抜く」(葛西敬之会長)と表明し、南アルプス直下の20キロを両端から3キロずつ掘り、トンネルの建設が可能か調べているのだ。

ようやく動き出したリニア新幹線構想だが、沿線の長野県側の反応はつれない。「地方自治体の協力もきちんと得られるような対応をするべきだ」。村井仁・長野県知事は、大鹿村で調査が始まった3月19日、JRを批判した。

長野側がJRの構想を快く思わない理由は、路線誘致を巡る沿線市町村の思惑だ。JRの松本正之社長は、昨年末の記者会見で、首都圏―中京圏間をほぼ直線の290キロの路線で結ぶ意向を示した。山岳地帯は長距離のトンネルを通し、全ルートの約8割が地下を通る計画だ。

この構想だと、長野県内を通過するのは、南部の飯田市近辺のみ。中央部の諏訪湖周辺への誘致も要望してきた地元のあては外れた。山田勝文・諏訪市長は「東海道新幹線を見ると駅の有無によって発展が違う。路線が無ければ駅さえできない」と困惑する。

とのことですが、つまり

こういうルートを望んでいると言うことでしょうか。

No more 岐阜羽島!

東海道新幹線もいびつなルートを通ります。これは大野伴睦という自称「有名」政治家が無理矢理誘致したことで有名です。政治屋にとっては今もなお有名なのかも知れないけど、政治とは無縁のオナニートからすると「大野伴睦って誰?」という感じです。かろうじて岐阜羽島の一件があるから覚えている程度。

あれが東京だよ、おっかさん

なんて言うか、田舎もんのオッサンが都会を見て感激しているのと勘違いしそうな滑稽な像ですよね。

リニアモーターカーの高速性を活かすためには直線で通した方がいいのは素人目にもハッキリしています。そこに田舎者の虚栄心で国益を未来永劫に渡って何兆円、何十兆円も損なおうというのですから、本当に酷い話だと思います。

諏訪周りにしてもどーせ駅なんか作りませんから無駄ですよって言っちゃえばいいのに。東海道新幹線も最近は品川とか新横浜とかよけいな駅に止まりすぎです。東京を出たら名古屋でいいと思うんですけど、途中の人はそれじゃ不満なんでしょうね。

公共の福祉

憲法にも地味に書いていますが、公共の福祉という考えがあります。これは形式的公平に伴う弊害を除去し、人々の「社会・経済水準の向上」を図るという観点での公平を目指すものです。つまり、いびつな形にしてまで田舎に駅を作ることは公共の福祉に反します。

公共の福祉というのはヨーロッパで発展した概念です。日本は第二次大戦を除くと決定的な敗戦をしていないという歴史的特異性があります。

一方でヨーロッパは異民族の侵略によって都市が全滅するような凄惨な敗戦を幾度となく経験しています。これによって全体の利益のためには、個人の幸せは少しくらい我慢しろという発想が生まれてきました。都市計画なんかは全体の利益で決めるべきだということです。

例えばヴェネツィアの水路は都市防衛のためにあります。普段は街の外の海には杭が打ってあり、そこを通れば安全に通れるのですが、非常時には杭を抜いてしまうことで、船で攻め込もうとするとルートが分からず座礁してしまうというわけです。もし、どっかの誰かが不便だから水路を埋めてしまおうとか言い出したら、街中でそいつを埋めてしまうことでしょう。ヨーロッパ人は権利にうるさいと言いますが、こういう場合には権利が制限されたとか騒いだりはしません。何かにつけてごねるのは日本とか(アジアの盲腸ことあの国とか、共産主義なのに貧富の格差が極めて大きいあの国とか)東アジアの特徴です。

ところが、日本人はそうした考えをあまり持っていないため、あちこちで居座りがいたりしますし、細かいところだと放置自転車なんかもたくさんありますよね。公共の場所なのに自分の利便性を優先する強欲な人が多いわけです。放置自転車くらいだったらいいけど、一度引いちゃったらずっと使い続けることになるリニア新幹線でそんな馬鹿なことは言わないで欲しいものです。地元住民は若干潤うかも知れませんが、膨大な国益を損なってしまいます。

こういう発想を冷たいと思わないで欲しいと思います。ほんの少しの人のエゴで国家全体の膨大な利益を損なってしまいます。

それにストロー効果で、引いたら引いたでゴーストタウン化するかも知れません。また、岐阜羽島だって新幹線のローカル駅化しているし。それだったら、名古屋から別の特急でも引いてやった方がよいでしょう。

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