「就活」で非通知で電話をかけてくるのは社畜適正を見ることと企業が傲慢だからではなかったのか?

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電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生」とそのはてなブックマークコメントを見ています。

私が以前「就活」していたころとは少々事情が違うのか、コメントや記事について違和感がありました。以前、企業、特にメガバンクが非通知で選考の通過を知らせてきたのは社畜適性を見る面が多かったと思います。なぜなら、1次面接を通過して2次面接に進めることになった候補者に、非通知で通過の連絡をします。1回だけです。もしその1回を何らかの理由、授業に出ていた、ゼミがあった、友達と話していた、アルバイトをしていた、電車の中にいたなどの理由で出られなかったら、選考通過はなかったことになります。つまり採用されません。ですから、就職氷河期の学生は何よりも電話に出ることを優先していました。

メガバンクはさらに面接の回数が多いことでも有名でした。7次面接とかありました。その理由はたくさん面接すれば他社との面接が重なることが一度や二度はあって、自社を最優先しない学生は採用しないという態度を取っていたからです。その指定された日に面接に行けない理由が、卒論の中間発表であろうとなんであろうと理由は斟酌せず、来なかったら不採用にしていました。

この辺の事情のバカバカしさを描いたドラマに相棒12の第5話「エントリーシート」があります。非通知の電話にやたら敏感な学生も出てきます。

一方、享(成宮寛貴)は、奈月の携帯に非通知の着信が頻繁にあったことに引っかかる。ストーカー被害にでもあっていたのだろうか?

就活ではない就職活動をした杉下右京にはわかりにくかったようですが、これはストーカーじゃなくて企業なんですよ!

ですので、この記事やコメントのように非通知は出ないのが普通とか、採用候補者を危険にさらすとか、まともな企業なら非通知ではかけないというコメントが多いのは、氷河期を脱して少し学生の立場が強くなったのでしょうか。そうだとしたらいいことだと思います。ああいう採用を経た人が入社して10年くらいになりますが、その間に日本経済はよくなったかというと、そんなことはないと思います。