JASRAC v.s. 音楽教室について

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私は法律のことはよくわからないし、このエントリも誰が読むかもわからない話ですが、ニートが好き放題言うブログなので気にしないでいきます。

音楽教室(「学校の授業」ではありません)での音楽演奏に著作権料支払いを求める意向を示したJASRACに対してヤマハ音楽振興会や河合楽器を中心とする7団体が徴収に反対する連絡会「音楽教育を守る会」を設立したそうです

JASRAC vs 音楽教室:法廷で争った場合の論点を考える

ずっと前から続いている話なので、まねきTV判決とは関係ありません。巨大資本の運営する営利事業を除外するのは「目こぼし」ではなく「泣き寝入り」。それはいかんだろう、一人一人は弱小な権利者でも、束になって立ち向かおう、ということです。理事長によるオンレコ記者懇談が今日あるようです。
玉井克哉(Katsuya TAMAI)

直感的にはJASRAC嫌だなと思います。これは演奏権というわけのわからないものへの嫌悪感でもあります。

例えばパソコンを購入し、ソフトウェアも購入してプログラムを作成して販売したとしても、パソコンやソフトウェアの代金以上にお金を払う必要はありません。ソフトウェアも著作権で保護される対象ですが、ソフトウェアには演奏権に類したものはありません。将来できたら嫌だけど、今のところはありません。

ソフトウェアの作成はプログラマが苦労してアイディアを考えて色々表現して作るものです。そのベースには基本的なプログラミング言語の知識や、他の誰かが考えたデザインパターンとかUIのアーキテクチャがあります。これらの情報は書籍やWebサイトなどの他の人が発信したものをベースに培われています。

音楽もまた演奏家が練習して実力をつけて、その人なりの音楽表現を追求した形です。演奏した人が報酬を得るのはプログラムを書いて収入を得るのに通じているので納得感があります。しかしなぜ作詞家・作曲家はその演奏からもお金を取れるのかは腑に落ちません。まるで、マイクロソフトがOSやオフィスソフトを販売して利益を得て、その上さらにWordで作成した文書によって利益を得たはずですから利益の2.5%をマイクロソフトに支払ってくださいと主張しているような感じです。

引用したツイートの外部理事さんも法律家ですけど、法律家の嫌なところって勝手にルールを作っておいて、それを知らない守らないお前は無法者だみたいな態度で迫ってくるあたりにあります。うんと極端なことを言うと権力者が「こいつ気に入らない」と言ったら死刑にできるみたいな法律を勝手に作っておいて「これ法律で、有名人Xが君のこと嫌いだと言っているので死刑です」みたいなことが許されるのに近い嫌なところがあります。こういう法律の横暴を防ぐのが憲法の役割らしいですね。ところが裁判所というのがやっぱり法律家の集まりなので、法律家が庶民を弾圧するのは阻止できない印象があります。

特に日本の裁判所はまったく信用できません。違憲立法審査権はほとんど発動しないし、行政と一体になっています。検察官と裁判官の人事交流制度があったりして仲良しだし、難しい判断に迫られると高度に政治的な判断であるとか言って逃げる傾向にあります。高度に政治的な判断をするために裁判所ってあるんじゃないのか?と思うけど、権力は振りかざすけどあとで責任を追求されそうな場合には何もしないという感じです。

そもそも著作権というのは

第一条
この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

著作権法(昭和四十五年五月六日法律第四十八号)

文化を発展させることが目的のはずです。せっかく頑張っていい曲を作ったとしても、すぐにコピーされてYouTubeとかで無料で聞かれると作曲家は収入を得られず、またやる気もなくして作曲家を廃業していき、ひいては文化が衰退するという理屈のはずです。ですから文化が衰退しないような利用については著作権法はタッチしないことが正しいと思います。

ところが「第五款 著作権の制限」というのがあって、例えば私的複製はOKとか引用は大丈夫ですとか例外がいくつか定められていて、それ以外は【すべて】著作権が適用されることになっているらしいです。これは文化の発展にむしろ寄与しているとか言っても「法律にありません」の一言で突っぱねられてしまう。その法律を作っているのも権力を持っている人たちなので庶民から見ると納得感がない。昔の中世の君主制の頃とそんなに体感では変わんない。

ヤクザというのは任侠映画でもなければ一般的にはアウトローとして認識されていると思います。でもインテリヤクザは国家権力を持ったヤクザなので非常に厄介な印象。表向きは私たちは弱い人の声を代表しています、弱い人が泣き寝入りしないように強いものに立ち向かっているんですみたいなことを言っているけど、実際にやっていることは脅してお金を取るというヤクザのビジネスと大して変わりません。しかも表向きは正義の味方面しているので、普通のヤクザと違って摘発されることは稀です。

というわけで、今回のJASRAC騒動(今回に限らずずっと連綿として)は法律家が庶民を弾圧して搾取しているように見えるのでJASRACが負けてほしいと思っている次第です。