自由裁量の会社は必ずしも成果しか見ないわけではなく、人を信用しているのかも知れないという話

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興味深いエントリを見ました。

つまり今後、世の中には2つの働き方がある。

「自由裁量、成果報酬」か、

「監視つき、時間給」かだ。

今後の企業が欲しがるのは、前者に対応できる人材だ。

ということは、「自由裁量で成果を出せる人」の市場価値は上がり、そうでない人の価値は下がる。

「会社に来なくても良く、仕事はどこでやっても良い」と、成功する人と落ちぶれる人がはっきり別れる。

自由裁量、成果報酬は厳しそうだけど人によって違うかなという印象です。

その人の能力を100としたときに会社が求めているのが20くらいだとしたら、自由裁量、成果報酬の在宅ワークのほうが楽でしょう。1日だけ働いて1週間で求められている成果が出せるなら毎日会社に行って拘束されるのはバカバカしいです。

逆に能力が100なのに求められているのが150くらいある人は監視つきで出社していたほうがいいかも知れません。150の結果は出せていないけれど、毎日遅れず休まず会社に来ているわけです(日本のサラリーマンを揶揄した言葉に休まず遅れず働かずという言葉があります)

能力100に対して求められているハードルが20の会社(あるいは人)なんかいるのかと言えばいると思います。私は今まではそんな感じでした。でも歩いているときとかシャワー浴びているときも考え事はしているし、休日でも技術的な個人プロジェクトをやって研鑽しているから本当に20というわけでもなく、意外と頑張っているのかも知れません。

昔、日本で「就活」しているときにいくつかの職場でインターンしました。あるIT系企業では人は見張っていないとサボることを前提に管理をしていました。私と一緒のグループの人が模擬的なセールスをさせられ、別の場所に行ってプレゼンをして帰ってくるという課題を与えられました。ところがそのグループの中の一人が傘を出先に忘れて一度取りに戻ってから会社に戻ったところ、監督役がすごい居丈高な感じで移動には何分で済むはずなのに何していたんですかとネチネチ言ってきたのです。その見張ってた人は若い女性社員で、こんな若いのに性格悪い、あるいは社畜に染まっているのは気の毒であると思ったものです。他にもいろんな点が嫌な会社だなと思ったわけですが、意外とこの会社はその後も名前を聞く会社なので複雑な感じです。こんな嫌な会社が世間ではそこそこ評価が高いのだなと。あ、あとインターンの1日が台風で電車の大幅遅延があったことがありました。そのとき社会人の心得として、ある社員が自分のエピソードを語っていました。以前彼が地方で営業したときに天気予報を見て前日に現地に行ってホテルを取ったそうです。競合他社はそれをしなかったところ、コンペに来られたのはその人だけで結果的にうまく行った的な話です。インターンで前日に会社の近くにホテルを取りなさいということは言わなかったけど、暗にそうした社畜精神を注入しようとしたのかも知れません。

中央官庁でインターンもしました。色々お役所ならではの非効率的な面とかたくさんあったのですが、そこで働いている人には嫌な人がいなかったのです。外出しても寄り道していないかストップウォッチ片手に見張ってる人なんかいません。天気がいいから日比谷公園で仕事をしていても別に文句を言わないでしょう。もしかすると自宅にいて資料を作っていても文句を言わないかも知れません。激務の職場でしたが、働いている人の社畜度合いから言えば断然官庁のほうがそのIT企業よりはいいと思ったものです。ただ官庁の場合はやはり仕事量も多いし国会があると待機していたり、その他この情報化時代にこんな馬鹿なことをして時間を無駄に使っているのかという面もありました。

自由裁量かどうかは成果しか見ない会社であるというのは、ある程度は当たっていると思うけれど、その他に働いている人を信用しているか、信用していない(目を離すとすぐに怠けようとすると思ってる)かというのもあると思うのです。ですから自由裁量を極端に認めない会社というのは居心地が悪く、社畜パラダイスの予感がします。

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