アメリカの就労ビザはだんだん厳しくなってきていますが、私にとって有利なものもあります。
Previously, some terminated H1B visa holders were required to leave the US right away, although the decision was discretionary for the immigration officer. Naturally, the uncertainty of whether a visa holder is out of status could be stressful. A new rule eases this burden, and effective January 17, 2017 the USCIS will grant terminated H1B workers a 60-day grace period to make plans to leave, or seek a new position.
従来はH-1Bビザを停止された労働者の中には即刻国外退去を求められてきました(移民局の審査官の胸三寸ではありました)が、2017年1月17日から施行される新しいルールではビザが停止されたH-1B労働者に60日の国外退去か次の仕事を探す猶予期間が与えられます。
ポイントは移民局の担当者の胸三寸という箇所で「君、明日からクビね」って言われてすぐに仕事が見つかるわけがないことは移民局の担当者も理解していました。なので仕事を失っても直ちにビザが停止されるわけではなく、だいたい3ヶ月くらいのうちに次の仕事を探せばセーフと言われていました。ただこれは非公式の温情なので、杓子定規な担当者に当たるとルール通り即日退去しないといけないこともあります。これがきちんと明文化されたルールになったというわけです。
いきなり解雇になって家を解約して車とか色々処分して荷物を出身国に郵送して航空券を買って飛行機に乗るのに当日中なんて無理な相談ですので、実際に即日退去する人はいなかったと思います。アメリカも去る者は追わずなので、退去するまで2ヶ月かかったとしても不法滞在として処罰することもなかったようです。
もし面接に慣れていれば60日の猶予期間で次の仕事を見つけることができるでしょうからこれは私にとっては有利なルール変更です。
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