年長フリーターの正規雇用、企業に助成金 厚労省方針
朝日新聞などによりますと、年長フリーターを正規雇用しようという流れがあるようです。
年長フリーターと言うけど、つまり職歴がないまま年だけ重ねてしまった人ですので、人事ではありません。ついにニートにも政府の助けが・・・と手放しには喜んでいられません。
助成金を出すということは、一種のやっかい払いなのです。家電リサイクル法というのがありますが
特定家庭用機器の小売業者及び製造業者等による特定家庭用機器廃棄物の収集及び運搬並びに再商品化等に関し、これを適正かつ円滑に実施するための措置を講ずることにより、廃棄物の減量及び再生資源の十分な利用等を通じて、廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用の確保を図り、もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。(第1条)
お金を払うからゴミを引き取ってリサイクルしようねって法律ですが、ニートも不要家電なのですね。新卒だと政府が補助金を出さなくても企業が引き取るのに。
確かに、新卒で働いて10年正社員をした人と、フリーターで32歳になった人では雲泥の能力の差はあるかも知れません。しかし、この主張を認めてしまうと、無い内定オナニートは需給の乱れとか、某R社の陰謀だとか、リア充至上主義という主張が弱くなってしまいます。
バイトにて
ここのところ、ある資格試験の解答作りのために、企業の一線でバリバリ働いている人と一緒に問題を解いて、答え合わせをしているのですが、なんて言うかみんな間違いだらけです。えー、専門家と言ってもその程度かよっていうのが正直なところです。
資格試験と実務は違うとか、何か理由はあるのかも知れませんが、そんなに正社員だからと言って優秀というわけではありません。
つまり、企業で10年のビハインドがあったとしても、ニートの中のうち、いくらかは正社員以上の能力を持つ場合もあります。職歴なしだからといって十把一絡げにしないで、能力本意の採用をして欲しいなあ。
もちろん、正社員は名刺の渡し方とか、お辞儀の角度とか、社会人としての常識も持っているので、総合力では負けるかも知れませんが、フリーター/ニートだからお金を出さないと企業が引き取らないというのは・・・まあそういうフリーターも多いのでしょうが、どちらかといと採用の乱れを是正する方向に動いて欲しいなあというのが希望です。
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