インターネットがあるとホームシックにならない

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かつては海外生活というのはかなりストレスの多いものだったと推察します。私は帰国子女でもなく留学経験が豊富というわけでもなく、アメリカで生活するにあたり英語は不得手のままです。もし私のようなタイプがアメリカで年単位で生活しようとしたら色々と不便だったことでしょう。もちろんそれをバネに英語力を身につけたかも知れませんが。

SkypeとかLINEがあるから日本の友人とのつながりが強い

昔は日本の家族や友人と話をしようとすると国際電話のような高額のサービスを使わざるを得なかったので、自ずと話す頻度も下がったと思います。しかし現在ではネット越しのコミュニケーションが十分豊富で、普段からLINEでテキストチャットをしたり、必要がある場合には通話だってできます。ですから私は普段から日本語で益体もない雑談をしていて寂しさを感じることはありません。ただ、実際に会って遊ぼうというのはなかなか難しく、そっち行くよーとか言っている友人は誰一人まだこちらに遊びに来ていません。

動画配信サービスが充実しているので娯楽にも困らない

私はいくつかの動画配信サービスに加入しています。

テレビ東京ビジネスオンデマンド

まずはテレビ東京ビジネスオンデマンドです。これは月額540円でWBS(ワールドビジネスサテライト)やガイアの夜明けを見ることができます。他にも未来世紀ジパングとかカンブリア宮殿などテレビ東京の情報系番組はおおかたある気がします。未来世紀ジパングは「褒められたい日本」を体現した番組のようで鼻につきますが、国外の事情に興味のある私には面白い番組です。カンブリア宮殿はブラック企業や社畜の匂いがするのであまり見ません。WBSはほぼ毎日食事の時間などに流しています。私は英語が不得手なので英語のニュースは流しながら聞いてもほとんど頭に入りません。かなり集中して聞いていないとダメなのです。その点日本語は寝ていても勝手に頭に入ってくるくらいですから、片手間にいまどうなっているのかというのを知るには便利な番組です。あと、テレビ東京ビジネスオンデマンドは国外にいても視聴することができます。

Netflix

続いてNetflixに加入しています。たしか月980円です。家族でも視聴できるので日本の家族も使っていて私もアメリカで使います。まだシステムがよくわからないのですが、日本のコンテンツの多くはアメリカでは見ることができません。

国外で見られない問題についてはVPNを使って仮想的に日本の家のネットワークに接続すれば回避できます。VPNルーターは安価なものから業務用の高価なものまでありますが、私はYAMAHAのNVR500を使っています。netvolante.jpというドメイン名をくれてダイナミックDNSが使えるので、こちらからはそこに接続すれば日本の家のローカルネットワークに入ることができます。無料のダイナミックDNSもありますが、ルータがIPアドレスをきちんと更新してくれるので、つながらなくなったことが今まで一度もありません。日本の家でちゃんとルータの管理をしてくれる人がいない場合には安定しているルータはお勧めです。もう数年はトラブルなく使えています。

私はいまのところNetflixの番組はほとんど見ていません。VPNも使えることは確認したものの、1本通して見ることはまだ一度もしていないので細かい動作については未検証です。

Netflixで興味深いのは、アメリカで直接つなぐとTop Gearがリストにあります。番組の説明は日本語で書かれていますが日本語字幕はありません。英語字幕だけです。確か日本で見たときはNetflixにはTop Gearはなかったはずです。Huluでしか見られなかったと思いました。

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Netflixは今いる地域で見られるコンテンツを管理しているので、日本で契約していてもアメリカに来ればアメリカのコンテンツを見られると言うことでしょうか。洋画の類いはアメリカでも見られ、また日本語字幕が表示されます。アニメ類はほぼダメですが見られるものもあります。

Crunchyroll

Crunchyrollはなかなか興味深いサービスで、アメリカの会社のようですがアニメにかなり傾倒しています。新作から懐かしのアニメまで幅広く対応しているところがポイントですね。

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このように丁寧に英語字幕が付いています。銃弾飛び交う革命真っ最中の街に出て行こうとする次元を止めようとするホテルの従業員に「チップをはずむから勇気を分けてくれ」でしたっけ、こんな日本語であっても一生使いそうもないフレーズを英語で覚えてどうするんだ?という気もしますが、興味深く見ています。タイトルによって忠実な英語訳になっているものもあるし、かなり大胆な意訳をしているものもあります。CrunchyrollはアメリカのサービスですからVPNがなくても見られます。また最新のものは有料でないと見られないけれど、2週間くらい経ったものなら広告付きで無料で見られるのもいいところですね。

NHKオンデマンド

NHKオンデマンドは普段は利用していませんが、新・映像の世紀などのどうしてもみたいものがあるときには重宝します。これも基本、日本国外からは視聴できないようです(国外で使ったことはまだない)。

日本が好きだから外国には行かない

「海外赴任イヤです!」止まらぬビジネスのグローバル化、新人のドメスティック化』という記事によると

「海外赴任をしたくない理由」としては、「治安や食生活、衛生面で不安を感じるから」が54.5%で1位。続いて「言葉が通じるか不安だから」(52.0%)、「日本が好きだから」(39.3%)「家族や友人、恋人と離ればなれになってしまうから」(38.5%)「現地の人とうまく仕事がやっていけるか不安だから」(26.2%)「日本でしかできない趣味や社外活動などがあるから」(13.8%)「結婚するのが遅くなりそうだから」(7.5%)となっている。

だそうです。治安の問題については比較的よく聞かれます。アメリカに留学したいんですが治安のいい街を教えてくださいなど。個人的にアメリカで生活していて夜中にコンビニとか行くけど治安が悪いと思ったことはありません。サンフランシスコのダウンタウンとか雰囲気の悪い場所もあるかなという程度で、むしろ治安の悪い避けるべき地域を教えてくださいと聞いた方がいいのではないかと思うくらいです。多くの日本人の間で日本は世界で一番治安がいいと信じられているようですが、実のところほとんどの国ではそんなに危ないと言うことはありません。日本でも報道を見ているとものすごい凶悪事件は日本のどこかでは毎日のように起きているのですから、その日本で普段は命の危険を感じていないのであれば、ほかの国でもたぶん大丈夫です。もちろんシリアとかあからさまにやばいところ、あとは極端に貧しい地域とかは除外します。トルコ程度の途上国ならばそんなに恐ろしいことはないと思います。

続いての言葉の問題は私がいまも毎日恥をかいていますが、まあ何とかなります。英語上手かったらより楽しいだろうなとは思うけどね。

そして本題の「日本が好きだから」です。この日本が好きという理由のうち、個人的には相当部分はネットの発達によって国外でも問題なくなったと思います。日本で仕事とか全て順調で何の問題もないよという人は結構なことですが、友人の話をLINEなどで聞いていると結構不満は多いと感じます。仕事がきつい、給与が安い、上司から理不尽な理由で叱られた、保育園に子供を入れられないなど色々な不満があるはずです。私は主に仕事の環境の面でアメリカを選びました。もちろんアメリカも天国ではないので100%完璧文句なしというわけではないのですが、日本の労働市場はかなり問題が多いので、よほど日本が大好きというのでなければ国外に行くのもありなんじゃないかなと思うのです。

アメリカには色々な国から来ている人がいます。仕事でも中国人に囲まれているし、ベトナム人もいる。ルームメイトはインド人です。ほとんどの国の出身者にとって帰国するという選択肢はほぼないようです。

日本学生支援機構の学生ローンならぬ奨学金の書類の記入例にも「卒業したら帰国して就職して返済します」とありました。日本人は留学しても帰国前提の人が多いようです。一方で多くの国の出身者に話を聞くと帰国はまずあり得ないといいます。よほどどうしようもない事情になって帰国せざるを得ない場合はあるけれど、永住するつもりで渡米している人が多いのです。その点でも日本はいい国なのだなーと思います。ただ、ほとんどの人がいう日本が好きというのは単に食わず嫌いでしかないのではないかな。先ほどの記事でも

今回の調査では「海外(在住)経験の有無」でのソートも行っており、海外経験のある人は「海外赴任したい」が61.2%となったのに対し、海外経験がない人は「海外赴任したい」が22.4%と顕著な違いが生まれている。

とあるし。