ニートのための航空会社修行

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航空会社と言っても後述する理由でJALかANAなんだけど。

修行とは

修行関係のブログは多いのでそちらを見た方がいいかもしれない、と断り書きをしておいて勝手に述べます。

修行というのは、航空会社のポイントを稼ぐために無駄に飛行機に乗る行為で、お金もかかるし身体的負担も大きいので修行と自虐的に言われます。修行をしている人を修行僧とか、女性の場合は尼とか、修行を終えることを解脱と言ったりするようです。JALの場合はFLY ONポイント、ANAの場合はプレミアムポイントを獲得して、JALグローバルクラブ(JGC)あるいは、ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得するのが一般的な目標です。

航空会社には上級会員というものが大抵設定されていて、JALとANAの場合は日本らしいというか、正社員とか公務員になったら一生安泰を期待する人が多いように、航空会社も一度上級会員になってしまうと会費を払っている限りは終身上級会員でいられるということで、無理をして飛行機に乗りまくって既得権にしてしまおうというわけ。

修行僧の中には会社の仕事で飛行機に乗り、足りない分だけ補うという兼業修行僧みたいなのも多いけど、ニートは会社の費用で飛行機に乗れないので全額自腹になります。

個人的見解としては、社用族で会社の費用でビジネスクラスに乗れるような人は修行は要らないと思うのです。ほっといてもそういうやつらはたくさん乗るし、自分の財布も傷まないから工夫なんかしなくても構わないわけです。そこのところニートは普通に生きていたら一生ビジネスクラスには乗れないので、人生の早いうちに上級会員になって後の数十年(そんなに続くかはわからないけど)は既得権におんぶに抱っこで生きていこうというのが動機。

今年はアメリカとヨーロッパに行ったため、ある程度ANAのプレミアムポイントが貯まっていたので、前から一度行きたかったシンガポール旅行を年末に入れて修行することにしました。

修行のメリット

少し調べて見ると修行はあまり割に合わないような気がします。今年はたまたまチャンスだったからやったけど、全部修行で50,000ポイント貯めるような修行はお勧めしません。

まずビジネスクラスへのアップグレード対象のエコノミークラス航空券は高いことがその筆頭です。ANAの場合はY/E/Bクラスの航空券しかアップグレード対象になりません。しかしこのクラスのエコノミーはとても高く、スーパービジ割のような割安なビジネスクラスを最初から買った方が面倒がなく、加算されるマイルも大きいため、ぶっちゃけ意味がないと思います。おとなしく割引運賃でビジネスクラスに乗るべし。というか、そんなお金はないけど。

ビジネスクラスの価値は率直に言って寝られるくらいのものだと思います。食事が豪華とか色々書いている人はいるけど、飛行機の機内食が多少豪華でも、街をあるけばいいレストランはたくさんあるので、そんなに割高な運賃を払うほどの価値はないかなー。お酒も飲まないし、寝られることを除いたらビジネスクラスには価値はないと思います、自分の場合は。寝るのなら東京ーニューヨーク線みたいに遠距離でないと意味がない。台湾行きのビジネスクラスって自分はまるで興味がありません。

多くの人が修行の成果として強調するのは優先搭乗、ラウンジ、優先チェックインカウンター、手荷物の優先取扱いを挙げているけど、これらも個人的には関心がありません。優先チェックインカウンターはたまにありがたいかな。エコノミークラスのチェックインはずらーっと人が並んでいて、10分くらいかかることもざらにあります。トルコからイスラエルに行くときにはしばらく並んで、テルアビブ行きだと言うと急に雰囲気が変わって、あちらに行ってくれとなりました。そこに行くと更にたらい回しになって、3回くらいたらい回されたあとに特別にあれこれ、何をしに行くのか、イスタンブルに来る前に立ち寄った都市はどこかとか根掘り葉掘り聞かれてやっとチェックイン。これが優先カウンターならばもっと短くて済んだはず。

ラウンジはスマホの充電するくらいしか意味がないかと思います。4時間も5時間も前から空港に着くこともありません。1時間ちょっと前に着けばゆっくりチェックインして、それから免税店でも冷やかしていれば搭乗時刻になります。乗り継ぎ便のときはラウンジが便利なのかな。

優先搭乗も人があらかた捌けるまで椅子に座って本でも読んでいればいいだけのことだから特に必要性を感じません。そんなわけで、おいらはあまり上級会員を持っていても意味はないかな、と。

サービスがどんどん改悪されるらしい

シンガポールに行くあたりで流れてきたニュースだけど、ANAのサービスが渋くなるらしい。いま株価160円くらいだし、さんざん希薄化して株は余っていて株主優待券も値下がり傾向にあるわけで、経営はあんまりよくないんだろうなー、これは一度得たら一生安泰というわけにもいかないかな、と。

ANAの旅達空間というサイトにもこんな投稿がありました。

ANAマイレージ大改悪!!

最初は、会員維持のためのプレミアムポイント(PP)について
DIA維持のためには年間10万PPが必要です。香港往復での獲得PPは積算率が70%から50%に大幅ダウンするため、1往復で獲得するPPは、(現行)3,828PPから(改定後)2,734PPとなり、29%という大幅なダウンになります。
したがって、香港だけでDIA会員を維持しようとすると、現行では27回の往復から改定後は37回の往復が必要となり、10回余計に必要になることから、維持コストは(今後も料金が同一として)なんと37%という信じられないくらい増加となります。

次に、獲得マイルについて
現状はステイタスマイルについては運賃クラスが関係ありませんでしたが、今回から非情にも積算条件に加わるため、単純に言うと半減、今までの半分になってしまいます。その結果、総獲得マイル数は、(現行)7,108マイルから(改定後)4,100マイルとなり、43%というこれまたありえないくらいの大幅減少となります。
これを先ほどの搭乗回数(27往復から37往復に増加)を勘案して計算すると、(現行)191,916マイル獲得できていたのが、搭乗回数が37%と大幅に増えたにも係らず、(改定後)151,700マイルとなり、これまでよりも21%のマイル積算減となります。

計算上は加算されるマイルはかなり減ってしまいます。来年はプラチナだけど、平SFCになったらほとんど意味がないかなー、とも。

ともあれ、航空会社修行は社用族のような人の金で贅沢している人以外には効果的だと思っていたけど、調べてみるとたいして意味はないようだし、サービスもだんだん悪くなるのであまりお勧めではないことになります。

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