MacBook Airには光学ドライブがないからBoot CampをするにはUSBメモリにWindowsのインストーラをコピーする必要がある。これを手動でコピーしても先に進むことはできず、Boot Camp Assistantを使う必要がある。Windows 8をBoot Campで入れる方法は既に色々書かれていて『BootCampでWindows 8 Release Previewをインストールしてみた』などが参考になるが、当たり前のように「Windows7インストールディスクを作成」を選択するように書いてあるけど

のように「Windows7インストールディスクを作成」がない。インストールディスク自体は他の方法でも作れるけど、ここをパスしないとBoot Campで先に進めないので困ったものである。
あれこれ手を尽くして見つけたのは、Boot Camp Assistantのパッケージを開いて、Info.plistを編集すること。まず、DARequiredROMVersionsという項目にROMバージョンを追加してやる。どういうわけか一番上に書かないとダメらしい。ROMバージョンはSystem Informationを見れば取得できる。

今回はMBA31.0061.B07だった。また、USBBootSupportedModelsの先頭にもMBA31を書き加える。編集しようとするとパーミッションが云々というので、Terminalでsudoして書き換えた。

この状態で起動すると

無事にUSBメモリにインストーラを作成することができた。

あとはトラブルなくWindows 8をインストールできることを期待するのみである。しかし、わざわざ手間をかけて不便にするとはね。たぶんBoot Camp Assistantを担当したチームは腕がよくないのだろう。日本のようなIT土方だったら工数を無駄に増やして収益を確保することはよくあるらしいけど、一流企業ではそういう必要もないだろうから、単に設計が悪かったとしか思えない。まずインストールディスクを作成しないと次に進めない設計がよくない。別のツールを使ってインストーラを作る場合もあるだろうし、なんでこんな「俺様の作ったソフト以外は認めねーぜ」みたいな設計になっているか分からない。あとはポリシーの問題もあるのだろうけど、動作確認の取れていない機種でも確認のメッセージを出した上で先に進めるようにする方が親切ではないか。
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