経済書2冊

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マヌターが経済書を探していた

理系が多いスレで経済の話をしてもちんぷんかんぷんですってば。で、理系の視点から見た経済書をいくつか紹介した。

リスク分析・シミュレーション入門

モンテカルロシミュレーションの本だが、Crystal Ballという特定のソフトの解説書でもある。もちろん、他のソフトでも紹介されているモデルの計算は可能なので読んでみる価値はある。

この本は面白い。モデルを作って確率分布を与えると出力を得られるのだが、上手くいく確率84%みたいにびしっと示すことができる。もちろん、モデルが間違っていると意味ないわけで、例題のように鮮やかに解が出るとは限らないし、解の検証も必要だろう。

経済学とか経営学にも興味はあって授業を聴講したことはあるんだけど、どうも曖昧というか、思い込みで決めている人が多いような印象。シミュレーションは、モデルと入力さえ示しておけば、再現パスは確保されるので、そこんとこすっきりする。

マヌターみたいに理系がコンサル行っちゃったような人には面白いかも知れないね。

Practical Management Science

これは洋書。英語版のレビューの方が件数も多いし有益かと思う。

Excelを使ってとあるけど、確かこれは線形計画法でビジネスモデルを解く本だったような記憶がある。シミュレーションの本は持っているけど、これは持っていないので記憶に頼って書く。

確か、本屋で何冊話題作を仕入れるかとか、発電所の発電計画とか、そんな例題があったと思う。

本屋の例題は日本では本屋は仕入れた本が売れ残った場合は返品できるので、話題作はどっさり仕入れて問題ないのだけど、アメリカだと売れ残ったものは処分するので、仕入れすぎると損をするし、足りないと逸失利益になる。このように、アメリカのことを知らないと「?」と思うことはあるかも知れない。

シミュレーションの項でも書いたけれど、文系の人って比較的直感というか、曖昧な方法、どうしてこういう選択をしたんだ?って疑問に対して明確に説明できない意志決定を多くするような印象があるのだけど、こういう数理計画を駆使した経営の話は理系が読むには面白いと思う。

Excelってこう使うのか

以前のクラウドコンピューティングと絡めるけど、Excelって相当高機能なのに、ほとんどの人は単純な計算にしか使っていない。だから、Google SpreadSheetで十分とかそういう話になるのかも知れない。どーせなら、徹底的に使い倒してみてはどうか、と思う。

パソコン教室のCMを見ていると、IF関数とかVLOOKUP関数を活用しようとか、そのくらいで上級者っぽく見せているけど、大卒だったらこの本くらいのことはやれたほうが格好いいと思う。

なんでも、外資系投資銀行の研修ではExcelを徹底的に使い倒す訓練をさせられるらしく、これは社内ではもちろん、転職した後でも非常に重宝する技術らしい。逆に言うと、日本の企業ではパソコン教室程度だったり、マイクロソフトの検定試験程度の技術で上級者になってしまうのか。

上級って書いたけど、これは教科書なので問題そのものは簡単だし、付属のCDにあるファイルを開けばすぐに実行できちゃうはず。難しくてどーにもならんって本ではなく、こういう使い方をするのかってことを発見できれば儲けもの。あとは別の本でもっと難しい話を勉強して、表計算に自分で移植すればいい。

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