ニート恵比寿会議(beyond The NEETさんと会ってきた)

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少し前になるけど、ブログにコメントくれたり色々とお付き合いのある沖縄のbeyond The NEETさんが東京に来るというので、あいたい、あいたいってせっついて会ってきた。その件については彼のブログに「恵比寿でニート二人が語り合う」とある。

オナニートさんは背が大きく、よくよく顔を見ているとなるほど、Twitterのアイコンは彼の特徴をよく捉えていて、一緒に食事をしながら「アイコンにクリソツwwwワロタwwwww」と思っていたのだが、言わなかったw

そんなことを思われていたのか。。。あの似顔絵は台湾の女の子に描いて貰ったというか、一緒に遊んだあとしばらくして彼女が送ってくれた。うむむ。

彼の印象は沖縄系の好青年って感じ。でも沖縄が彼の故郷ではないらしい。彼の経歴も面白いもので、昔は大学に行くとかアカデミックな方面には背を向けていたというけど教養のある人だと思う。あとモテそう。実際に結構浮き名を流したっぽい。いわくナンパは中毒のようなもので、ナンパ慣れしてくるとどこへ行ってもソワソワして「あの子いけるかな」とかそういう目で見るようになって危険だそうだ。だからそろそろ落ち着こうと言うことでナンパは自制しているというけど、自分の武器をあえて封印することはないのではなかろうか、と思う。

外国で永住権とか市民権を得る手っ取り早い方法は結婚によるもの。よく結婚による移民は女性しかできないみたいに言われる(海外ニート氏もde factoビザを男が持っていたらゲイを疑うとか言っていた)。他にもアジア人は相手にされないみたいな意見はよくあるけど、嘘だと思っていて、彼はそれを実証してくれそう。もちろん、好青年がモテたところで自分もモテるというのはないのだけど、魅力的な男性が海外でパートナーを見つけるというのは、他の日本人にも希望を与えるはずだ。

いくつか彼のエントリにコメントを付けよう。

自分は豪州に決めたが、彼はまずは米国で戦うようだ。彼が自身の目標を達成すれば豪州には僕が在学中には来ないはずなので「次は僕がアメリカに行きますので、お互いに目標を達成して、アメリカで会いましょう」という約束をして別れた。

正直なところアメリカに長く住めるかどうかは自信がない。英語もそんなにできないし、今はアメリカはむしろ排他的な国になってしまって、夢破れて帰国した人は山ほど見ている。自分だけ上手く行くなんて楽天的なことは考えていないし、その不確実なところに高い費用をかけて挑むというのは賢くないのではないかとも思う。それでも、アメリカに挑戦した経験は他の国でも活きると思うし、英語の練習くらいに気楽に考えてやってみようと思う。OPTコースに入ってしまうとあまり国外に出られないらしいので、順調に行けば永住権の取れる5年くらいはアメリカに缶詰になる。永住権もあまり長期の不在はよくないので、市民権まで狙うなら10年コースである。

こんな言い方を本人は嫌うだろうが、今流行ののまどスタイルの生き方を実際にできているのは彼である。ただ、本人も認めていたが、現在の状態では持続性(サステイナビリティ)が確保できていないので、そこをどうするかというのが次の段階の目標になるだろう。ただ、右も左もわからないと言うよりは、あと一歩という所なので、彼が理想とする生き方は、彼の能力と行動力、現在の状態を見ても、実現可能性は非常に高いのではないだろうか?

どちらかというと、ノマド生活をしていることは誇りに思っている。別に嫌ではないし、それができると言うことは恵まれている立場にあることとイコールだ。今の仕事は日本にいなくてもインターネットさえ繋がっていればできるし、日本円で日本の銀行に振り込まれるため滞在国の就労ビザも不要である。これで将来も仕事が安定して降ってくればいいのだけど、帰国したタイミングで上司と面談したところ先行きは色々暗いらしい。

まず自分の仕事関係のとある指標が20%近く落ち込んでいるらしい。原因は不景気によるもので、企業も研修をしなくなっているし、正社員比率も下がっているから手に職を付けようという人はますます減るのではないかとのこと。あと彼のルートで大学の状況を聞いたけど、そこそこ有名私大では内定率は結構高いものの、無名大はひどい状況なのだそうだ。ニュースで大卒の内定率が過去最低でしたとか言っても、それは全体の平均であって局所的には本当にひどいことになっているという。まあ想像に難くないことだが。それゆえ、無名大では大学を出ても仕方がないという雰囲気が広がっていて、中退者も続出。そもそも少子化で経営難だというのに就職できない大学なんて意味ないということで、そっち方面でも仕事は減りそうな予感。

そういうわけで、いつまでもノマドをしているのは難しそうなので、アメリカに挑戦してダメならシンガポールとかオーストラリアとか他に候補を考えたい。

現代の被差別階級:ニート

もう一つ、おいらがらみの「現代の被差別階級:ニート」というエントリがあるからコメントしておこう。

事の発端はおいらのエントリに自称年収3億円の香ばしい人が絡んできたということ。まあ、おいらは取るに足らない人だと思うしあまり気にしていないのだけど、結構他の人の神経を逆撫でしたようで否定的なコメントも見られた。

おいらは普段から「ニートです」と堂々と言っている。空港の税関でも「ご職業は?」「ニートです」「どちらの国に滞在して〜」「〜です」「今回はお仕事か何かで?」「だからニートですってば」といったやりとりをしているくらいニートという響きを愛している。普通なら無職、あるいは見栄を張って適当に学生ですとか、会社員ですとか嘘を言えばいいのだけど。

さて、ニートというのはそんなに反社会的な身分なのだろうか。おいらはもっと汚い人はいると常々思っていて、たとえばAIJのなんとかという人はあれだけの損失を出しながら毎月600万円もの報酬を受け取っており、妻も300万円を受け取っていた。自分のお金を危険にさらして大きな利益を上げているのならまだいいけど、他人の大切な年金を運用し、損をしても得をしても法外な報酬が得られる仕事をしている人が社会の名士みたいな顔をしていたりする。

普通の感覚ならば、頑張って働いた人はたくさん収入を得るし、ワークシェアリングの動画にあるように少ない収入でいいから生活に潤いが欲しいという選択もあっていい。ところが日本の場合は往々にして高収入が期待できる仕事というのは楽な仕事だったり楽しい仕事であることが多く、逆に低収入の仕事は労働負荷が大きく無味乾燥な仕事であることが大半である。なぜこんなことになっているかと言うのを延々と分析するのも野暮なので結論だけ書くと、日本の給与は仕事内容ではなく身分によって決まっているからということにしておく。

もう少し卑近なところでも、東京電力の社員は(今年はボーナスカットらしいけど)去年はボーナスもしっかりでて給与も高く、お金に困ったら国から資金を投入され、電気代も値上げする。それでいて実際に危険な福島で働くのは協力会社の社員である。大企業の福利厚生は所得税の対象になる給与以外での報酬であり、会計上は費用になる。これによって会社の利益は圧迫され、所得税も法人税も減り社員だけが丸儲けという合法的な脱税が当たり前に行われている。

このように、いわゆるいい仕事をしている人というのは労働に見合った対価を得ていると言うよりは、尊うき身分には相応の報酬を払うというギリシャ時代の経済学に基づいている。一方であまり条件のよくない労働を強いられている人はそういう身分なのである。

本来なら労働や責任に見合わない報酬を有形無形の形で得ている人と階級闘争をすべきところにちょうどいいガス抜きとしてニートを見つけて溜飲を下げているわけで、ニートとしても不毛な争いに関わってもしゃーねーなーという感じなのである。動画にあるように「週に4日働くだけさ、贅沢だろ?」というくらいの余裕がニートにあればいいのである。

件の年収3億円の人は脱税していないのなら半分くらい税金に持って行かれるはずなのでご苦労様、あなたの双肩に社会保障がかかっているという感じ。少しずる賢いやつは課税されない形で報酬を得ている。