『若者を海外に行かせたがる有名ブロガーの真意』

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しぼにゃんが、おいらがどう思うかなーとTwitterに書いていたので読んでみた。

若者を海外に行かせたがる有名ブロガーの真意

1 名前:以下、はてなにかわりまして元増田がお送りします。 投稿日:2010/09/07 20:48:05
最近、有名ブロガーがこぞって読者に伝えていることがあります。
  
1.それは、おおまかに以下の3点です。
1-1.英語を勉強しろ
1-2.海外(特にアジア)に行け
1-3.プロマネ・プログラミング・金融などの能力を身につけろ
  
これらは一見正しいように見えます。
しかしながら、これらには重大な嘘が隠されているのです。
  
2.その嘘は以下です。
2-1.ブロガー本人が海外に行っていない。また海外で成功した経験がないのに知ったかぶりで話をする。
2-2.英語ができて専門分野に詳しい有能な人なんて海外に腐るほどいるのに(またアジアにもそういう有能な人が多く集まるのに)、
    就職できない若者に「日本がだめだから若者アジア行け!」なんて軽率すぎるアドバイスです。英語ができて海外に行っても成功するわけではありません。
2-3.海外でも階級があったり、コネがあったり、国が自国民の雇用を守ったりすることを伝えないで、海外はフラットで自由競争だというイメージを植えつけている。
2-4.Googleやイチローのように大成功したレアケースを上げ、あなたならできると洗脳する。
2-5.プロマネなんかさほど難しい技術ではありません。プログラムも同様。金融にいたっては勉強しても株価すら予測できないお粗末な学問です。
   検索して知識を得ることと普通に論理思考ができればほとんどの専門分野のことがわかります。
   医者が言うことだって、ネットで検索してちょっと勉強すれば同じ結論になるでしょ!
   なのに、プロマネ・プログラミング・金融などが神の能力といわんばかりに吹聴する。 
  
3.では、なぜそのようなブログを書くのか?
3-1.正論を書くと自分が正義のヒーローになったようで気持ちがいい
3-2.信者のアクセス数があがると仕事がはいってきたり、アフェリエイトでの収入がある。
  
ようするに、自分さえよければ言いということなんですよ。
これも貧困ビジネスの一環です。
みなさんだまされてますよ!

おいらは有名ブロガーではないので前提条件を満たさないのだけど。

前提条件1, 2, 3はおいらに近い。アジアよりはアメリカのほうがいいと思うけど。

その嘘について。誰でも海外に行けば成功するとはおいらは思っていない。ある程度の能力は必要で、そこそこハイスペックだけど日本で腐っている人は海外に行ったらどうかと思っている。そこそこハイスペックは別に学位でもいいし、あるいは和食が作れますでもなんでもいい。アメリカは最近面倒臭いけど、大卒くらいで永住権の基準がぐんと下がる国もちらほらあるから、日本で時間と金に交換しているような労働をしているのなら、早いうちに移住した方が傷が広がらずに済む。ずっと日本にいるのは沈みつつある船にいつまでも残るようなもの。

あと優秀さとは別の指標で海外が会う人と会わない人がいる。優秀なのにドメスティックな人がいて、例えば霞ヶ関の省庁でインターンをすると2年くらい海外留学している官僚はいるのだけど、そういう人の中にも海外でちっとも上手く行かなかった人がいる。英語ができないわけでもないし、頭が悪いわけでもないのに、どういうわけかダメ。それどころか、アメリカでずっと育ってアメリカの大学を出て永住権も持っているのに、日本人と結婚して日本に戻っちゃう人もいる。

逆に一般的にはあまり高く評価されない経歴でも海外が妙に水があう場合がある。本人の申告が正確ならば海外ニート氏はそういうタイプだったようだ。人に好かれる素質というのは日本で言うところのコミュニケーション力(笑)とは関係ないところもあって、日本のように無言の同調圧力を正しく察知してその通りに動かないとダメという環境では非コミュと言われても実は非コミュでなかったことに気づく場合がある。それを確認するだけでも海外に行って試してみる価値はある。国籍があればいつでも戻れるんだし。

個別に見ていこう。

2-1.ブロガー本人が海外に行っていない。また海外で成功した経験がないのに知ったかぶりで話をする。

留学とか親の仕事の都合で海外に年単位で住んでいる人は珍しくないし、おいらくらいの経験では大して自慢もできない。そもそも、おいらは《醜活》でうんざりするまでは完全に海外童貞であって、英語なんて喋ることはないだろうと思っていたし、それゆえ受験勉強以上に勉強したことはないし、実際に喋れなかった(今でもあんまり上手くない)。

ただ、僅かな経験でも「はろー(・ω・)」とか言ってフレンドリーに接していれば受け入れてくれる人はいるもんだとか、そういうことはわかる。あとはそういう人に面倒を見て貰いつつ、足場を作っていけばいい。アトランタのおばちゃんが部屋たくさんあるから泊まっていいよというのはリップサービスかも知れないけど、頼ってみようと思う。トルコでも台湾でも頼れる人は結構できた。

2-2.英語ができて専門分野に詳しい有能な人なんて海外に腐るほどいるのに(またアジアにもそういう有能な人が多く集まるのに)、
    就職できない若者に「日本がだめだから若者アジア行け!」なんて軽率すぎるアドバイスです。英語ができて海外に行っても成功するわけではありません。

これは書いた人の理解力の欠如だろうと思う。英語ができることを武器に生きていこうと思ったら、日本で楽天みたいな社内公用語を英語にした企業でも入った方がいい。多くの国において確かに英語ができることは基本的なことで「二足歩行ができます、雇って下さい」みたいなところがある。だから、英語ができることは必須ではあるけど、できても大して自慢にならない。

海外で日本人が生きて行くにはやはり専門技術がいる。プログラミングなんかはいいと思うけど、そうでなくても日本語ができることも今のところは特殊技能になる。ニューヨークとかロサンゼルスで「日本語できます、雇って下さい」では「おめーみたいなのは腐るほどいるわww」になるだろうけど、ド田舎に行けば需要があったりするらしい。元日本人で英語ぺらぺらだけど日本語は懐かしいと感じる老人の介護なんかもあるらしいよ。

2-3.海外でも階級があったり、コネがあったり、国が自国民の雇用を守ったりすることを伝えないで、海外はフラットで自由競争だというイメージを植えつけている。

これも理解力不足だなー。本気で海外移住しようとすれば永住権はマイルストーンになる。海外ニート氏も永住権には拘っていた。就労ビザだと解雇されたらニートに逆戻りだからね。

どこに移住するかは色々な基準があるだろうけど、永住権を取れる見込みがあるかは誰もが考えることだろう。大卒で20代、30代なら永住権が採れる国もあるから、そういうところなら仕事が見つかれば制度上の差別は減る。外国人であることによる差別もあるだろうけど、外国人であるメリットもあるから五分五分かなあ。

親の金で贅沢したり、親の仕事で楽々海外移住した人は羨ましいなあと思う。自分以外の人の努力により他の人よりずっと有利に立ち回れるわけだから。でも、今のところ日本の評判はよく、これは先人が色々努力をして東洋の敗戦国からここまで日本の地位を高めたからだ。それを今なら継承できる。20年後はわかんないけど。治安が悪化して文化も枯れ果てて、日本人と言ったら粗野で野蛮で礼儀知らずみたいな評価になっているかも知れない。それはそれで悲しいけど。

2-4.Googleやイチローのように大成功したレアケースを上げ、あなたならできると洗脳する。

ねーよ。

でもGoogleってアメリカ人からすると案外普通の会社かも知れない。他にもTwitterとかFacebookとかAppleとかIT界の巨人はいるし、日本における東証一部上場の有名企業くらいの感覚なのかも。

2-5.プロマネなんかさほど難しい技術ではありません。プログラムも同様。金融にいたっては勉強しても株価すら予測できないお粗末な学問です。
   検索して知識を得ることと普通に論理思考ができればほとんどの専門分野のことがわかります。
   医者が言うことだって、ネットで検索してちょっと勉強すれば同じ結論になるでしょ!
   なのに、プロマネ・プログラミング・金融などが神の能力といわんばかりに吹聴する。 

神の能力(笑)

プログラミングには適性はあると思う。とりあえず、行き詰まったときに手が止まる人はプログラミングに向いていない。逆に、トラブルにぶつかっても自分であれこれ調べたりして解決できる人は現在の実力とは無関係に伸びるだろう。でも、これ一般的に仕事ができる基準とも重なるかな。日本の採用を見ていると「優秀な人(笑)」の基準が揺らいでくるけど。

これも貧困ビジネスの一環です。
みなさんだまされてますよ!

物事を穿った見方しかできない人って色々損をしていると思う。自分は騙されないぞ、俺は情強とか言っている人は実は単に頭が固いだけだったりする。どうも思考が老人になるのは20歳くらいで十分のようである。一方でドラッカーは100歳近くになっても発想が柔軟であった。この差は一体何なのだろうか。頭の良さと老害化は関係ないらしい。頭がいい人でも老害になる場合もあるし、よくわからない。