コネを使った就職に関していくつか

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岩波書店のケース

応募条件「コネのある人」宣言 岩波書店が縁故採用
応募資格は“コネ”のある人―。老舗出版社の岩波書店(東京)が、2013年度定期採用で、応募条件として「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を掲げ、事実上、縁故採用に限る方針を示したことが2日分かった。

 同社の就職人気は高く、例年、数人の採用に対し千人以上が応募。担当者は縁故採用に限った理由を「出版不況もあり、採用にかける時間や費用を削減するため」と説明。入社希望者は「自ら縁故を見つけてほしい」としている。

岩波書店の13年度採用は、大学の新卒や経験者らを対象に実施。書類審査後、4月に筆記試験や面接を行い、若干名を採用する

2012/02/02 18:19 【共同通信】

togetterなので色々な反応がまとまっている。

「アメリカ就職において最も重要な8つの要素」

次は『高校を一年で自主退学し、高専卒業後は「デザインとビジネスの着地点を見つける!」と米国留学のために威勢良く渡米』した人のケース。

「アメリカ就職において最も重要な8つの要素」

  1. ソーシャルメディア活用が好機を掴む
  2. 英文resumeとcover letterは自分をマーケッティングする道具
  3. 会社に対して何が提供出来るかを考える
  4. 待たない姿勢を保ち続ける
  5. 面接という名のプロポーズ
  6. 会社に大きな貢献が出来ないのであればインターンは採用されない
  7. ユニークに自分の存在感を出す
  8. 自分の将来のビジョンを持つ

My Life After MIT Sloanから

コネが重要な国・アメリカ-就活でのネットワーキング

アメリカに暮らし始めて一番びっくりしたのは、この国ではコネが非常に重要だ、ということ。
何か、公明正大で機会均等の国だと思っていたイメージが全く覆された。
日常生活でも、「知り合いからの紹介」だと、提供されるサービスの質や早さが全く違ったりする。

就職活動でも同じ。
就活の最初の面接で会ってもらえるか、から、最後に誰を採用するか、というところまでコネは重要な役割をもたらす。
その会社の人たちがたくさんいるコミュニティに出入りして知られている、とか、
MBAの出身校が同じ、とか、
パーティであったことあるとか、
そういう理由だけで、普通は会ってもらえないものも会ってもらえたりするし、「実はこのポジションが空いてるよ」情報を教えてもらえたりするし、最終的な採用にも影響する。
知り合いの知り合いの知り合いが、狙ってる企業の採用担当者だったりして、わらしべ長者的に内定ゲットすることだってまれじゃない。

驚くことに、これってスタートアップやベンチャーキャピタルみたいな中小企業だけじゃなく、IT企業や製薬業界などにある、大企業・有名企業への就職でも同じだということ。

ブログ内の就職に関する記事へのリンク6つ

アメリカでの就職は非リアにはきつそうだ

日本語ですらキツいのにこれを英語でやらないといけない。かなりハードルは高い。

師匠と少し話したときの要点をまとめる。

インターンはすごく大事らしい。インターンの実績があると採用されやすさが変わってくる。でも会社側はインターンの人材にはほとんど期待しないのが普通。履歴書上で重要。おいらは総務省と経産省あたりでインターンしたことあるけど、これは履歴書に書いておいた方がいいらしい。経産省のインターンなんて単に政策立案ごっこにすぎないけど。総務省は業務に放り込まれるからインターンと言っていいと思う。

師匠は「アメリカ就職において最も重要な8つの要素」の人と違って愚直に履歴書を書くよりもコネを使う派だけど、あまり真に受けない方がいいらしい。彼は有名大卒だしブランドがあるけど、おいらは日本のローカル大卒に過ぎない。人間的魅力で魅了しろとのこと。

英語はきっちりやること。こいつと話すのは疲れると思われるのは大きなマイナス。

8つの要素の人が「情熱」とか言っているけど大部分の人は情熱もって仕事をしていない、せいぜい働くことに幻想を抱いている若者ぐらいだろうとのこと。この辺はヨーロッパ系っぽい発想かなと思う。日本も比較的仕事人間が多い国で仕事以外には趣味がない人は多い。けどヨーロッパでは仕事は生活の糧を得るためという考えの人が多い。アメリカはどちらかというと休暇を取りにくいとか日本寄りだと思っていた。人生に情熱的な方がいいそうだ。

resumeやcover letterを出し終え、social mediaも活用し、君達に希望の企業から連絡が来たとしよう。そして企業が君に興味を持っている旨を伝え、数日後に連絡するので待って欲しいと言ったとする。さて、君達が次に取るべき行動は何かな?

企業から数日待って欲しいと言われても、決して待ってはいけない。アグレッシブかつジェントルな態度で毎日電話を入れるべきだ。少し煙たがるぐらいが丁度いい。この段階で何が起きているかと言えば、企業は候補者を数名に絞る過程で振るいをかけている。その大切な選別を運に任せてはいけない。ありとあらゆる手段を使って、彼等に君の情熱を伝えなければいけない。もしも毎日積極的に電話をかけてくるような学生が居れば、向こうもどれだけ君がその会社で働きたいのかを感じ取るだろう。この世界では情熱も立派なスキルであるということを、決して忘れてはいけない。

techではそれはやめた方がいいそうだ。うざいだけ。techでは基準を満たしていれば、3人の枠に5人いても5人採るんじゃないかと。

【7. ユニークに自分の存在感を出す】自己主張が当然のアメリカでは、自分の色を積極的に出さないとサバイバルしていけない印象があります。まるで大学の授業で積極的に発言する生徒が高く評価される社会を反映するかのように、企業でも存在感を出しながら価値を貢献出来る人材が求められます。

なんか同意しないっぽい。

どうせ明日死ぬかもしれず、数十年しか続かない人生であれば、周りの声に耳を貸さずに、自分の心の奥深くにある声に耳を傾け、その欲求へ素直に従う生き方もいいと思うのです。

同意らしい。

まあ色々な意見がありますね。彼は「アメリカでの就職というのはこういう日本人にとっては一大事なんだね」と言っていたけど、永住権を採るまではニートに逆戻りする可能性もあるのでそりゃあ必死でしょう。はたしておいらはアメリカで生きていけるのでしょうか。

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