中身は空っぽですが。
先日、iBooks Authorというのが発表されました。
米Apple社は、簡単に電子書籍を制作できる無料ツール『Books Author』等を発表した。個々の作家や一般書の出版社、そして教科書出版社のすべてが、Apple社が全体を支配する出版エコスシステムに引き込まれることになるかもしれない。
あちこちに紹介記事があるけれど、実際にどうなのかよくわからなかったので何かやってみることにしました。コンテンツを用意するほど時間はないのでそこは適当に。
新規ドキュメントするとテンプレートは6種類くらい。あまりぴんとこない。

とりあえず適当に選んで表紙を編集します。

画:ぱっくん
左側のサムネイルを見ると階層構造になっていて、チャプタを頂点にセクションとページがぶら下がっているような構造。編集の感覚はKeynoteやPagesに似ていてそんなに迷わない。
上部のツールバーで気になるのは「方向」というボタン。おそらくiPadで回転させたときにレイアウトが変わるのだろうけど、iPadを今は持っていない。iPad 3が出たら買おうと思う。ウィジェットにはHTMLや「練習問題」あとはインタラクティブ、3Dなどのパーツが用意されている。ニート脱出ガイドの類ではそんなインタラクティブな物は必要なさそうだけど、写真なんかはふんだんに貼ることを前提として作られている感じがする。
HTMLが貼れるということはアフィリエイトも貼れるわけで、一部で文句が出ている販売するならiBookストアを通せというのは適当に回避できそう。現状では日本でiBookストアは使えないから、売るなら独自の販路が必要。でもそれは規約違反になる。そこを埋めるには広告を貼る方法があるかも知れない。

ちょっとやってみた感じ、見かけは綺麗だけど組み版はLaTeXでやったほうが密度があっていいような気がする。iPadとか画面で見る場合にはこちらの方がいいのだろうか。ともあれ、図とか表とかぺたぺた貼って綺麗なものを作るには手軽なツールという感じ。出力はPDFでもできるし、iPad向けのePubを拡張したフォーマットも選べる。
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