「就職内定率:大学生71.9% 過去2番目に悪く」

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なんでも浜崎あゆみが離婚したらしい。報道によると結婚の2ヶ月後に起きた大震災で郷土愛に目覚め、アメリカで一緒に暮らすことが困難になったのが離婚の主要因らしい。故郷を愛する心というのは素晴らしいことだ。しかし、芸能人というのは多くの人のファッションリーダーであることもまた仕事の一つだし、それで自分の国に報いるというのもあると思う。

芸能人はセレブと言われて注目を集め、しばしば高級なブランドを着たり、人がうらやむような恋人と付き合ったりする。そういうのを見て「私も○○(アイドルグループ)になるの!」とか言う子供が現れたりする。実態はあれだけど。

そういえばFate/Zeroにこんなフレーズがあった:

セイバーよ、“理想に殉じる”と貴様は言ったな。なるほど往年の貴様は清廉にして潔白な聖者であったことだろう。さぞや高貴で侵しがたい姿であったことだろう。だがな、殉教などという茨の道に、いったい誰が憧れる?焦がれるほどの夢を見る?王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁含めてヒトの臨海を極めたるもの。そう在るからこそ臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に“我もまた王たらん”と憧憬の火が灯る!

騎士どもの誉れたる王よ。たしかに貴様が掲げた正義と理想は、ひとたび国を救い、臣下を救済したやもしれぬ。それは貴様の名を伝説に刻むだけの偉業であったことだろう。だがな、ただ救われただだけの連中がどういう末路を辿ったか、それを知らぬ貴様ではあるまい。貴様は臣下を“救う”ばかりで“導く”ことをしなかった。『王の欲』のカタチを示すこともなく、道を見失った臣下を捨て置き、ただ独り澄まし顔のまま、小奇麗な理想とやらを想い焦がれていただけよ。故に貴様は生粋の“王”ではない。己の為ではなく、人の為の“王”という偶像に縛られていただけの小娘にすぎん。

王とはッ──誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!すべての勇者の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に──!王は孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!

現代にも王はいるけど、その役割は芸能人にとって変わられつつあるようにも思う。あるいは現代の王室は支配者ではなくもっとも由緒ある芸能人になりつつある(とかいうと怒られるか)。

ともあれ、震災で酷く傷ついた日本を見て日本に戻りたいというのは立派なことだと思うけど、多くの人に注目される彼女はむしろ海外を拠点に生活するという姿を見せるのも祖国支援になるのではないか。結構活動の拠点がニューヨークですとか、子供は日本では育てませんって言っている芸能人はいるけど、あまり注目されない。いや、させないのかな。より無名だけど政治家や官僚の子息も留学経験は豊富だけど、これもあまり知られていない。

不謹慎な話題であるが、3.11の震災・津波・原発事故で故郷を追われた人は相当数いる。慣れ親しんだ土地を離れたところで成功するという姿を見せることこそ彼女の役割のような気がする。他にも海外脱出する人はたくさんいるけど注目される人がするから意味がある。Fate/Zeroのライダー風に言うと救うよりも導く方が重要で、それができる人はそう多くない。芸能人はそういう役割を負っているから欲望の塊のような生活が容認されているのではないかな。

で、本題。

「就職内定率:大学生71.9% 過去2番目に悪く」

就職内定率:大学生71.9% 過去2番目に悪く』という記事があった。

今春卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日現在)は71.9%で、前年同期を3.1ポイント上回ったことが17日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。96年の調査開始以降最低だった前年に次いで過去2番目に悪い水準だが、昨年10月1日現在の内定率も59.9%(前年同期比2.3ポイント増)で3年ぶりに上昇。文科省は「改善の兆しが見えてきた」とみる一方、厚労省は「円高や欧州の財政危機で景気の動向は不透明感を増しており、予断を許さない」と指摘する。

実に気の毒なことだが、これで終わりではない。まだまだ苦しむ。内定率が70%で、さらに3年以内に3割辞めるとすると約50%しかレールに残れていない計算になる。

散々書いたけど日本は新卒主義だから新卒で就職しなかったら、よほどの幸運児でもない限りはまともな人生は歩めない。警察庁の調査によると、若者の死因のトップは自殺で、自殺の原因のうち就職失敗によるものが急増している。単年度ではともかく、累積すると3.11による死者よりも宗活による死者の方が多いかも知れない。まあ宗活があるから就職活動が悲惨なのではないと言い張る人もいるけど、宗活ってつまり思考の放棄だし、人と違うことをすることを避けることなのだから大いに関係はあると思う。宗活だけが就職するための唯一の手段ではない。

じゃあどうすんの?というと人と違ったことをしましょうとなる。Think Differentである。みんなで苦労するのも尊いかも知れないけど、一人一人が幸福になることで国全体が幸せになるというのも大事なことだと思う。宗教は自分で物事を考えられる人には邪魔になる。面接に着ていく服を自分で決められない人には便利かも知れないけど、それは誰か他人の意見に自分の人生を預けると言うことになる。ライダー風に言うと殉教などという茨の道に、いったい誰が憧れる?『王の欲』のカタチを示してくれる人がいればいいのだけど。ジョブズの言うStay Hungryがそうだったのかも知れない。

有名なジョブズのスピーチから引用して締めくくろう。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での卒業式スピーチ

皆の時間は限られているから誰か他の人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。教条主義の罠にはまってはならない。教条主義とは他の人々の思考の結果に従って生きることだ。他の人の意見という雑音に自分自身の内なる声をかき消されないようにしよう。そして最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。心と直感は本当になりたい自分をどういうわけか既に知っている。その他すべてのことは二の次だ。