ニートに代わる名称「レイブル」

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ニートに代わる名称「レイブル」 大阪府が提唱

 働く意思を持って行動を起こしているにもかかわらず、仕事に就けていないニート状態の若者を「レイブル」と呼び、応援する機運を高めようという試みが大阪で進められている。レイブルは「レイトブルーマー」の略で「遅咲き」の意味。マイナスイメージの強いニートに代わる新たな呼称として発信し、就労を後押ししていく構えだ。

うーん、流行りそうもない。

「働く意思を持って行動を起こしているにもかかわらず、仕事に就けていないニート状態」というけど、これはニートではないよね、本来。おいらも実はこの状態のニートに属するわけで、本当の意味ではニートではない。毎日適当に起きて適当に過ごしてニートフルデイズを送ってはいるけど、一応長期的展望はあって1年以内にはまともな仕事に就きたいと思っている。

それでもニートって不思議な響きがあって日本人の多くは引きつけられているみたい。あちこちに何とかニートって名乗る人がいるし、本家のイギリスではあまり流行らなかったニートという言葉が日本ではずいぶん流行っている。たくさんいるニートの中でリアルニートは意外と少ないのではないかと思う。ネットでアフィリエイトしていたり、株で儲けたり、色々手段はあるだろうけど意外と収入を得る手段を持っている自称ニートは多そう。朝起きて会社に行って残業してヘトヘトになって帰って寝るだけという生活が嫌な人のライフスタイルがニートになっているのではないかな。ニートという言葉は昔で言うところのフリーターみたいな感じで、何か既存の固定観念に対して自由人であるような響きがある。でもレイブルって言葉は少なくともおいらの言語センスには響かない。

もっと身も蓋もないことを言うと『レイブルは「レイトブルーマー」の略で「遅咲き」の意味』だけど、遅咲きの桜になれるのかな。今のシステムでは新卒を逃した時点で決定的に人生は不利になっているし、そのシステムに正面から挑む限りは一部の幸運児以外はきっと報われることはないだろう。大器晩成とか遅咲きの桜とか言う言葉もあるけど、咲かずに終わる場合だってある。

 名称の選定について、スマイルスタイルの田川香絵さんは「米国などの海外では、卒業後すぐに就職せず、さまざまな経験を積む若者を見守る文化がある」点に着目。「いつか必ず花が咲く、希望のある言葉」として「レイブル」を掲げ、「寛容な社会によって生きにくさのある若者が減っていけば」と願う。

米国などの海外という前提がついているわけだけど、日本ははたして寛容な社会になれるだろうか。何かと自己責任だとか言う人が多いから、寛容な社会への道は遠そうだ。

栗田事務局長は、特に求職活動で「ニート状態の期間があると履歴書の時点で落とされてしまい、その間に成長があっても考慮されない」と苦言を呈する。ニート状態に至る経緯には、コミュニケーション力不足などさまざまな理由があるものの、それぞれの個性に応じた対応方法があり、「本人の得意分野とそれを生かせる場のマッチングも重要」と強調する。

ここでいう「求職活動」は履歴書の空白を気にするような会社の採用試験を受けるという点で《醜活》的というか、皆と同じことをしないと不安で仕方ない心理が感じられる。結論としてはいつも書いている通り、社会を変えるのではなくて「米国などの海外」へ自分が移動する方が手っ取り早い。切り捨て型の日本社会に挑み続けるというダメだった戦略にいつまでも拘泥していては人生を棒に振ってしまう。