暮れましておめでとうございます(2)

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今年も色々ありました。

3月

大学院をずっと休学していたけど行きがけの駄賃だということで学位だけなんとか取得することになりました。あまり自慢できるような成績ではないのだけど、アメリカは学歴社会です。学位があるのとないのでは大違い。

On | アメリカの就労ビザが欲しければ留学せよ

アメリカの会社は学歴社会ではあるが、どこかで入り込んで実績を証明できればあとは人のコネで次から次へと職がある。しかし、いつまでたっても学歴重視なのが移民局。プログラマとしてアメリカで働く以上、ちゃんと大学を出ていても、仕事の専門に関係ない専攻だと高卒扱いになっちゃいます。京大の法学部だろうと、早稲田の政経だろうと容赦なし。逆に、名もない大学でも専攻があっていればOK。

英文の卒業証明書に専攻がComputer Scienceであると書いてあることを確認して、これで移民が有利になるかなと期待しています。この記事によると日本では醜活貴族の法学部もアメリカに行くと専攻があっていないと高卒扱いというのが面白いですね。法学だとどうなるか知りませんが、アメリカで専門職としてのビザがもし出ないとしたら何かと下に見られがちなエンジニア系のほうがアメリカに行くには向いていると言うことになります。人間万事塞翁が馬。

余談になりますが、他の国をいくつか回るとアメリカで夢破れた人を結構見かけます。アメリカで学位まで取って就職先も見つけたのにビザが下りなかったと。そう考えると専攻って大事だなと思います。おいらはアメリカでの学位を持っていません。しかしながら、アメリカでマーケティングとかの学位を取った人よりも専門職でのビザは取りやすいらしいのです。お情けでも修了してよかったという感じかな。

一度、移民弁護士に相談してどのくらい可能性があるか聞かないと。

そんなこんなで修了したわけですが、その前に大地震があって卒業式は大荒れ。ある意味思い出に残る卒業式となりました。

地震の日は渋谷で友達と会う予定だったのですが、地下鉄が突然止まって地震が来るというアナウンスがありました。その少し後に大きな揺れがあったけど、実のところそれほどの恐怖はなく、むしろいつまでも地下鉄が動かないため情報がまったくわからないほうが不安がありました。何でも線路の天険をするとか。地下鉄のトンネルの中は携帯の電波が届きません。程なくして最寄りの駅まで徐行運転をしてそこでネットに繋がり仙台で震度7であることを知りました。震度7は正直驚いたけど、震度7以上にそのあとやってくる津波と原発事故が深刻でした。あの日は色々大変だった。帰れないし。

家はずいぶんメチャクチャになっていて、しばらく水道とか給湯が使えず仕事はさぼっていました。電車も最初のうちは乱れていたし、家でやることも多かったのです。

台湾行きの航空券は3月7日に買っていました。地震の前だけど、まさかこんなことがあるとは。

4月

4月になって家の混乱も一段落したのでパート先に出社してお仕事を片付けつつ、当時は輪番停電の話題でもちきりでした。夏にはエアコンなどで電力需要が増えるけれど、原発事故で供給が足りない。会社は千代田区なので輪番停電の対象外ではあるのだけど、節電ムードです。そこで在宅で仕事をしたいと切り出したところ、あっさりOK。こうして出社しないである程度のお金を稼げる身分になりました。そのため海外でも定期収入があるし、あちこち行くことに。

とりあえず台湾行きの航空券はあるから台湾に行きます。帰国はもともと6月1日だったけど、お仕事の目処が付いたので6月30日まで台湾にいることになりました。

5月,6月

台湾でのんびり。

7月,8月

日本に帰国。7月からトルコに行こうと思っていたけど帰国を延ばしたために2ヶ月ほどは日本に滞在することにして、9月から出国。

9月,10月

トルコでのんびり。色々あったけど、アメリカから師匠(?)がやってきたことが大きな事かな。彼はブログを「女の子を追いかけ回すダメ人間ブログにしようぜ」と提案したり、街で女の子に声をかけたり(後に師匠はその子と一線を越える)日本では、おいらはなかなか見かけないタイプのリア充だったので興味深い体験多数。

彼の行動規範は女の子と知り合うことで、NYにぜひ来るようにと強く勧められました。いわく、西海岸の女の子はダメだと。男はオタクばっかで全然面白くないし、女の子の少ない地域だから女の子もお高くとまっていると。大学もスタンフォードとかUCバークレーとかいくつかの名門校を除けばあんま大したことがないらしく、そのためあまり賢い女の子がいない。だから、美人を探すとアホだし、賢い子を探すと可愛くないという恋愛沙漠であるとのこと。シリコンバレーなんかには住むもんじゃないとかなり強調していました。

それに対して東海岸は独身の女の子が多く、名門大学も多いため、美人で知的というパーフェクトな子がたくさんいるとのこと。だから一人に断られても5分後には別の素晴らしい女の子に会える、そこまですごいのか?

あと英語力強化を命じられ、英語の勉強もしなくては。おいらは前述のように日本語で言えることを英語でも言えるようにしたいというのが目標だけど、とりあえず読むことはできるから瞬間的に言葉が出てくるように訓練するもんだと思っていました。ところが彼が言うには女の子を英語で口説くというハイレベルな、日本語でも無理なことを英語でやれと、ひええ。

宿題として出されたのはフレンズという定番のドラマ。これは主にニューヨークを舞台にしたどちらかというとNerdの人たちの英語なのでおいら向けらしい。続いてミリオネアマッチメーカーを見ろとのこと。これは日本でほとんど知られていないし、字幕や吹き替えもないのでおいらには厳しい。でもこれが分かれば英語で馬鹿にされなくなるらしい。ほんと?

彼の英語の話で面白いことは色々あって、例えば格調高い英語を使うにはフランス語由来の言葉を多用せよと。確かに歴史でノルマンコンクエストのことは知っていて、あの頃のイギリスの上流階級はフランス語で庶民は英語を使っていた。そのためか、フランス語由来の言葉をインテリさんは好むらしい。当たり前だけど英語も人によって使うタイプが異なるわけで。ドラマを見るにしても自分の目指す方向にあわせた英語を聞くといいみたい。

あと就職はコネ作りと断言するのも面白い。アメリカでもバカ正直に企業の採用を見て履歴書を送っていたら就職は難しいよ、と。実際、アメリカでも失業率は高いしね。日本の《醜活》が馬鹿らしいのは戦略のミスで20年もしたら変わるから大して心配していないとのこと。でもその20年(既に20年くらい不景気もあるから計40年)の間に輩出ならぬ排出された学生はどうするの?とも思うけど。彼が言うには職歴なし既卒がダメなら職歴捏造したら?とのこと。どうせバレてもクビだし、上手く行けば仕事が見つかるし、期待値は0より大きいのだからやるべきとのこと。結局、一つの方法に拘泥してみんなで同じ服を着て同じ行動をして、失敗したら人生終了と死にものぐるいであることが不幸の元らしい。戦略を変えろ、と。

11月

イスタンブルを離れてパリへ。間が悪いことにちょうど友達が試験期間中なのであまり構って貰えず。家に引きこもって一度も外食することなしに自炊ばっかりしていました。スーパーに豚肉がある。イスタンブルより日本人には暮らしやすい街なのは間違いないと思います。イスタンブルも楽しいけどね。

月末に台湾に。

12月

12月と来年1月は台湾で過ごします。旧正月再び。

つい先日、民宿に引っ越しました。この時期は観光客が少ないので1ヶ月8,000元と比較的安く泊まることができます。部屋は綺麗で洗濯機とか必要な設備はほとんど揃っていて2日に1回掃除もしてくれる。

最近、ネットでは台湾が人気で台湾の女の子がかわいいみたいなスレをまとめサイトで見るけど、そこで現実的な意見「おまえらが台湾に行ってもJKと知り合う機会なんかないけどな」と。でもそうでもない。からくりは家庭環境にある。

例えば食事をしにいくと大抵は家族経営なので娘も手伝っている。そこで仲良くなればOKで、高校生や中学生とも仲良くなる機会は多い。おいらは中高生にはそれほど関心はないのだけど、日本だとモ○ゲーとかG○EEを使うらしいけど、台湾だと街を歩いていれば普通に知り合いは増える。この民宿でも中学生の子とあれこれ話した。「Hey! Say! JUMPが好きです」とかあれこれ話した。「イケメン好き」あ、そうですかorz

女子大生もいて、その子の視線はすこし危険な感じ。いま3日ほど旅行しているらしいけど、何かあるかも知れない。ないかも知れない。1ヶ月後には帰国なのでつつがなく過ごしたい。

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