ニートの海外就職日記が閉鎖

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ニートの海外就職日記が閉鎖してニート業界(?)に激震が走った。こういうのは前にも見たことがあって、スロバキアで就職したHAL氏(「今、スロバキアで働いているけど質問ある?」)も突然姿を消した。我々は師匠をまた失ったのか。

ネット社会のデスノート

海外ニート氏にいったい何があったかはよくわからない。単に「ブログが起因で身の危険を感じる出来事があったため、閉鎖に至りました」とあるのみである。

はてな匿名ダイアリーに「炎上請負人たちはネット社会のキラになった」というエントリがあった。最近はネット上で正義を執行しようというキラが増えている。こういう動きはよくないことだと思う。もっとハッキリ言えば国益を損なうくらいのものだ。

Facebookは実名主義である。日本ではこうした炎上がよくあるため、ネットキラによって細かい情報の断片をつなぎ合わせて本名で何か情報を発信するようなサービスに到達されると被害を拡大することになる。だから実名主義のSNSはあまり流行らないかも知れない。しかしながらFacebookの実名主義はかなりメリットがある。留学時代の友人と連絡を取りたいと思ったら名前を入れてみるとすぐに見つかる。Facebookは単に実名主義であるだけではなく、よくできた推薦システムがあるので「なんでこいつが友人だとわかった?」というような人を勧めてくることがある。たとえ共通の友人が0であるような状況であっても。そのためか、同姓同名は多いけれど自分の友人は名前さえ知っていればすぐに見つけることができる。そして、Facebook上でのつながりはビジネスにおいて有効であることは実感としてわかっている。しかし、日本ではネットキラがいるためにこうしたメリットを享受しにくくなっているかも知れない。大げさかも知れないけど、こうした足の引っ張り合いは単にニートの希望を失ったというものではなく国益すら損なうというのはそういうことだ。

ネットの炎上は飲酒運転告白とかしなければ問題ないと思うかも知れないが、海外ニート氏のように強いメッセージ性を持った発言をするだけでターゲットになる場合もあるし、たくさんいるキラの中にはかなり頭の悪いのもいて、まったく問題ない行為についても騒ぎ立てるやつがいる。

ネットキラから身を守る方法

いくつかあるだろう。

積極的な方法としては情報を全部オープンにすることもある。個人情報を公開にしてしまえば○○の本名は○○で勤務先は○○だとか暴露すること自体が無意味になる。政治家や経営者もある程度の個人情報を公開して活動しているが、殺害されるなどの被害に遭った人はそれほど多くない。ただしフジテレビの騒動のように情報を公開しても多くの匿名ネットユーザが総攻撃したくなるような口実があると意味がない。海外ニート氏の発言は色々な人を刺激するものだったから、情報をオープンにする戦略はよくないかも。

次にハニーポットを仕掛ける方法。嘘情報の塊であるSNSのアカウントとか経歴を用意しておき、攻撃のターゲットになった場合にとんちんかんな情報ばかり集まるようにもともと仕掛けておく。

あとは嘘情報を適度に混ぜること。シンガポールで働いていますとか書いておき、実は香港で働いているとか。ただし具体的にビザの問題とかは答えられない。海外ニート氏のように社畜がいかに馬鹿げているかなどの路線ならこれもいいかも知れない。プライベート情報ならもう少し捏造できそう。海外ニート氏が結婚した話をしていたが、ああいうことは別に嘘でもいい。

こういう問題は政治で議論するべき

HAL氏のときは何もしなかったが、あまり何もしないのも権利のための闘争という観点からよくないのではないかと思う。だけど、どうしたらいいのか?

http://d.hatena.ne.jp/rinsan/20090829#1251653045

石原さんも最後だからか握手に徹しているようで,主張は特にしなかったので,ちょっと話しかけてみよっかなぁと思ったわけですよ。とはいえ,撮影する人を押しのけて1人で石原さん占有するわけにいかないのでちょっとタイミング待って,でも段々と前の方に行って・・・笑 話しかけてみました(周りの支援者に確認した上で)。

いろいろ聞きたいことあったけど,1つに絞って「官僚叩き」について。マスコミの報道だと脱官僚が一つのテーマで(特に民主),いかにも官僚が悪者かのように報道するのでそこらへん議員はどう思ってるのか聞いてみた。結果,わりと自分の意見と一致してることが分かったので一気に彼の評価が上がりました。笑 要約すると,今の東大生は優秀な人がこぞって官僚に行くわけじゃないから,むしろ待遇良くして人集めなきゃ駄目だろ的な主張ですね。まぁ興味持ってきた人に街路で真っ向から反対するわけにいかないって事情もあるにしろ,群集から彼を独り占めした1~2分,非常に有意義な話を聞けました♪そして,彼って結構頭切れるんじゃないかなぁと。

(略)

こんなとこで話すんじゃなくて今度事務所きなよ的な社交辞令言われたのを真に受けてみようかw

石原伸晃議員は今では谷垣総裁よりも存在感のある自民党の議員になっていて、とても遊びに行って相手されるわけもなさそうだけど「今度事務所きなよ」というのはどの程度本気なのだろうか。案外政治家というのは訪ねてくるのを待っているものなのか。

故田中角栄元首相は総理になった後でも直接陳情を丁寧に聞いたと言われる。

https://twitter.com/#!/katayama_s/status/97252910152421376

@tkok_sosk_8228片山さつきです。何人かの私のフオロワーから、貴殿の身の上に起きたことについて、どう考えるか、何かできないのか、とのツイートを頂きました。ご連絡をお待ちしてます

比較的力のある政治家でも国民の声を聞く人は結構いそうな感じ。Twitterで叫べば届くのかどうかわからないけど、読んでくれる人もいるかも知れない。蓮舫なんかはちっとも返事しないらしいけど、あれは非常に多くの攻撃があるからそもそも読んでないのかも知れない。

政治家といえば、ばいおの高校の先輩である穀田恵二はブログに書くと返事をくれた。しかし彼は頼りになりそうもなかった。共産党はやっぱダメかなという感じはする。民主党は総崩れだし、あと頼れそうなところは・・・

今のようなネット環境をなんとかしないで放置することは、HAL氏、海外ニート氏のような有益な道標を失い、匿名で安全なところから石を投げてくるだけのような人ばかりネットにのさばらせることになる。今回の悲劇を期に何かできることを模索したいという気になった。