日本をダメにした人たち

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生活保護受給者は人生の勝ち組

『生活保護受給者は人生の勝ち組』 支給金でギャンブル三昧、働く必要がないを読んで。

日本人の適性年収は200万円くらい

計算1

時給1,000円で週40時間、月に160時間、年間1,920時間働くと年収192万円。

計算2

年間200日働いて日収1万円で年収200万円。

特殊スキルもないのに高所得はどこかおかしくないか?

何か人と比べて図抜けたスキルを持っているとか、リスクを背負っているとか、資本家だとかでもないのに、年収が400万円以上ある人はどこかおかしいと思う。

低い方に合わせる発想は嫌いなのだけど、たぶん年収400万円くらいが平均値で、これを超えてくる人は不当に給与を得ているかも知れない。

例えば保育士を考える。共働き世帯の子供を支えて、それによって夫婦揃って働くことができる非常に大事な仕事。しかし、詳細は割愛するけど保育士は補助金漬けになってやっと成り立っている世界。保育士で年収400万円ですというのを聞くと、大変な仕事なのに給料高くないって思うかも知れない。でも補助金がなければこんなに取れない。別に保育士が悪いと言っているのではないけど、今の日本は補助金でもなければ年収400万円払うことは難しいのである。

年収400万円(ボーナス込み)というと日給にして2万円くらいである。こんなに取れるってバイトからすると考えられない。バイトと正社員をごっちゃにするなよというかも知れないけど、正社員は日給2万円の仕事をしているのかというと、していない人も多いのではないかと思う。

では、どこから彼らの高給が発生するかというと、やはりフルタイムで働いて年収400万円以下の人が搾取されているのではないだろうか。

逆に年収が高い人は、税金が流れ込む業界だとか、脱税しているところとか、人を騙しているところが結構あるように見える。というと、物騒なようだけど、前述のように補助金漬けの仕事は結構ある。脱税と書くと犯罪のようだけど節税と言えば無駄金を減らしているように見える。これは後述。あとは人を騙して金を巻き上げるような商売。

婚活女で「年収600万円はないと・・・」とか言っている人は600万円の年収がいかに高いかという感覚が欠如している。そういうと「私は年収350万円くらいあるよ。男だったらそのくらい取れるでしょ?」とか言ったりするのだけど、その人の業界もやはり補助金で成り立っている。自分の働きだけで稼げるお金以上の給料を受け取ってそれが当然だと思っている人は意外と多い。

脱税あるいは節税

2つの会社を考える。1つは月給25万円で住宅手当のない会社。1つは月給20万円で住宅手当5万円の会社。どちらの会社も一見すると従業員が受け取るお金は同じに見える。しかし支払う所得税の額は前者が大きい。

これは一例なのだけど、正社員とか公務員とかは単に給与のみならず色々な所得相当のものを得ている。報道によると最近は企業が数ヶ月アメリカで語学研修させるなんてところもある。それは結構なのだけど、費用をたくさん発生させると法人税を払う額が減る。ニートは自腹で語学を習わないといけない。実に羨ましいと思う。優良企業の正社員に選ばれたというのはそれだけ偉いのである。ただ、それを自慢する人の感覚はちょっと疑問で、豪華な社員旅行に行ったとか、会社の金で高いものを食べたとか自慢する人は多いのだけど、それって脱税節税だという意識はほとんどの人が持っていないようだ。今の日本の税収はかなり減っていて、法人税減税とか消費税増税とか色々言っているけど、まずこの税金に関する感覚を見直さないとダメのような気がする。

多くの人に取って税金というのは無駄金であるようだ。できるだけ払いたくないもので、あれこれ工夫して支払いを免れる。これは拭けば飛びそうな小さな事業者だけではなく、名だたる大企業でもそういうことを平気でやっている。というか、中小の事業者の経営は苦しいところが多く、むしろ大企業から取るべき税金をきちんと取ることが大事である。これは法人税率を上げろと言っているのではなく、むしろ法人税率は諸外国並みに下げていいから、変な特例とか無駄な費用で経常利益を不当に減らすのをやめさせるべきだと思う。

また、トーゴーサンという言葉がある。給与所得者は10割、自営業が5割、農業が3割しか税金を払わないということだが、給与所得者も通勤手当とか住宅手当とか充実した研修だとかの費用を貰っていて、それは巡り巡って法人税を食いつぶしているとも言える。研修によって業績があがって納税額が増える場合もあるので一概には言えないけど。

世界の税に関する感覚はあまり知らないのだけど、少なくとも日本人の税に関するモラルはかなり低いと思うし、そのことを悪いと意識している人も少ない。

税金で生活している人たち

生活保護の不正受給が筆頭なのだけど、他にも健康なのに身体/精神障害者になったとか主張して障害年金を受け取るなどのケースがある(例:聴覚障害偽装事件 不正受給者が公判で明かした医師と社労士の「指南」 前編)。

何件か医師のところを回れば、中には気軽にほいほい診断書を書いてくれる人もいる。こうして診断書を取得して会社を病気休職したり、あるいは障害年金を受給したりする人もいる。

年金は支払うべき期間の半分支払っていれば受給資格が生まれる。例えば30歳の人は20歳から10年間払うべきなので、5年間なんらかの形で払っておけば受給資格が生まれる。学生猶予とかそういうのでもいい。で、ほどほどのブラック企業(年金に加入している程度)にでも就職をしてすぐに精神障害者になって退職してしまえば障害年金を受給できるようになる。

こうした手口は結構あって、うまく調べていけば税金で生活することは可能なのである。

日本をダメにしたのは誰か

誰が日本をダメにしたかというと、よく自民党が〜とか団塊のオッサンは主張するようだけど、それはナンセンスである。自民党の力なんてたぶん大企業1つ(トヨタとか)くらいの力しかないと思うよ。あと、政治が悪いというなら下らないことで審議拒否を繰り返してきたり、足を引っ張ってきた野党にも責任はあるはず。

では誰が悪いかというと、みんなに少しずつ責任がある。生活保護の不正受給をする人もそうだけど、会社の接待で豪華旅行に行ってきたとか自慢している人も影響は小さいけれど、それぞれ日本の財政に打撃を与え続けてきた。一方で、そうした権益とは無縁のワープアはたぶん労働に比して著しく小さい賃金しか受け取れてこない。なんでワープアの給料が少ないかというと、上で吸い上げている人たちがいるからである。

前述の通り、日本人は税金に関してはかなりモラルが低い国民だと思う。よくネットで中国人がどーのこーのと言っているけど、ことモラルの低さに関してはとても他人を笑えるようなものじゃない。

日本をダメにしたのは自民党とか団塊世代とか、適当なスケープゴートを見つけ出してそいつが悪いことにするのは誤りで、結局は一人一人のモラルの低さが日本の財政を破綻に導いたのだと思う。

というわけで、生活保護の不正受給はよくないことだけど、それを堂々と糾弾できる人はそんなに多くないのではないだろうか。生活保護は税金から出ているし、一方であるサラリーマンが会社の経費をたくさん使っていることも税源を圧迫している要因の一つなのである。

おいらの理想

おいらは一人当たりの年収は800万円くらいあっていいと思っている。バブル期に世界一だった一人当たりGDPは本来なら年に3%くらい成長して20年経っているのだからかなり増えているはずである。

高額な住宅手当も脱税だと思うけど、一方で働いている人なら10万円くらいの住宅手当は全員が受給してもいいとも思っている。お金がないために不毛な長距離通勤を強いられている人がたくさんいて、これは非常に非効率である。

研修が会社の利益を増大させる場合もあるし、保育士に補助金を入れることで働ける人が増えてトータルではプラスかも知れないが、こういう人たちも税金を使ったり税金を減らしたりして広義で税金を食いつぶしていると書いた。しかし、そういう小さな不正を見つけて叩きつぶしてみんなで貧しくなりましょうと主張する気もしない。

不公平なのはその税金の流れてくるところに立っていない人が損をしている状況で、みんなで貧しくなるのではなくみんなで豊かになるのがベストだと思っている。低い方に合わせる発想は嫌い。

追記:略図

国を蚕食していると言う人は公務員の人件費とか生活保護ばっかり注目するけど、むしろ注目すべきことは納税意識の低さではないか。生活保護で贅沢をしていると怒るけど、高額の住宅手当をばらまいて結果的に法人税の納税額が下がってもほとんど文句は出ないし、貰っている側は自慢するし、周囲はいいなあという。これって変じゃない?

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3 件のコメント

  • 税金の流れてこない職業にいる人にとっては、税金の加護を受けている人がうらやましいでしょうね。
    例えばJALなんかそうだと思います。あと、年末に繰り返される道路を掘って埋め戻す工事の数々とか。
    でもJALの場合、不採算路線を大量に押しつけた政府にも責任があり、税金投入は尻拭い的な意味もあるかも。
    ナマポや年金の不正受給も、税金の加護に含まれますね。
    企業や個人経営者、農業経営者は、こういった税の使われ方の不公平・不公正感や、宙に浮いた年金問題や
    先行き真っ暗な年金運用やら(年金ネタが多いですね…)、行政の税管理・運用の甘さに不満があって
    節税している面もあると思います。後、そういった節税をできる抜け穴があれば自然に節税する気もします。
    余所の企業が節税をやってたら、俺も俺も!ってなりますよね。
    税金の加護にあやかれない人をなくすってのは発想の一つですが、どうも共産主義くさくていけんです。
    もっとも、日本って共産主義国家じゃないかと、最近の私は思っていますが…

  • 基本的に日本では税金を払うことが損だと思われます。
    でも、払わない奴を叩く
    「手取りが何万」とか、勝手に取られていく気分なので
    単に損をしたような気がするだけなのでしょう。
    自分から払った気がしないから、
    多数の人は「俺達の血税が!」とかいいつつ
    「でも、税金なんて払いたくないよ」という本音があるので
    増税にはとりあえず反対する。
    脱税と節税については、法に引っかかってないから
    という免罪負で脱税を叩くのでしょう。
    正社員の適正年収については、
    職業や企業によって違うし、年功序列で
    決まってくるものがあるので「同一労働、同一賃金」
    ではないですね。
    生活保護は、テレビでやるのは
    レアなケースか、ショッキングなものだろうと思うので
    あまり鵜呑みにしたくないのですが、
    生活保護を受けるべき人がもらってなくて
    ゴネ得になっているようです。

  • おひさしぶりです。あけましておめでとうございます。
    いやはや税金なんて誰も払いたいわけないじゃないですか。それをさしてモラルがどうこうというのはピントがずれてると思います。問題は脱税の手間vs考えられる利得になると思います。その点で納税者番号はいい考えですね。アメリカでは社会保障番号がそれに使われているのでまあ日本よりは徴税局は効率いいと思います。

    私は日本人のモラルが低いから財政破綻したなんて思ってません。未来がわからないから今できることをやってみてまあこうなっちゃったぐらいに思ってます。べつに江戸時代にせよ鎌倉時代にせよ財政破綻なんて普通のことなんでまあ制度を作り変えればすむことです。国民の皆さん賢明なのでどうにかなると思いますよ。

    私事で恐縮ですがニューヨークを離れてシカゴに移り住むことになりました。ちょっとグルーポンで働いてみたくなったので。またちょくちょくご挨拶差し上げます。

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