逆転検事2 〜アドベンチャーゲームについて〜

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積みゲーとして逆転検事2とラストストーリーを買った。いま、母親が喜んでプレイしている。

逆転検事2

逆転検事・逆転裁判シリーズは法廷アドベンチャーである。法廷と言ってもかなりふざけた内容で、このシリーズの醍醐味はそのふざけ度合いにあると思う。逆に真面目な人はこの法曹の連中、ぶっ飛んだ事件に我慢ならないだろう。法律とはこう言うものですと言われても「ちげーよ」って言う人には向かない。

そもそも、これは地球が舞台ではないと考えた方がいいかも知れない。地球ではないどっかの星の法曹界とはこういうものなのだ、くらいに生暖かい目で見れば結構楽しめる。

アドベンチャーゲーム

おいらはアドベンチャーゲーム(刑事物みたいなの)は結構好きなジャンルである。

刑事物というだけあって、古典的には刑事が主人公である。他によくあるのは探偵なのだが、弁護士あるいは検事というのは新しいんじゃないかと思う。

いくつか思い出深いアドベンチャーゲームを紹介する。

ポートピア連続殺人事件

「犯人はヤ○」で有名な、プレイしたことはなくても犯人は知れ渡っている堀井雄二の有名作。ゲーム自体はシンプルでセーブもできない。前回プレイしたところまではサクサク進めて続きをプレイする感じ。ショートカット(捜査で知る電話番号にいきなり電話するとか)を駆使すれば5分でクリアできるらしい。ネットに早解き動画がある。

非常に単純だし、絵も手作り感が漂うけれど、なかなか面白かった印象が強い。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ

同じく堀井雄二のミステリーアドベンチャー。北海道全域を捜査する。これをプレイしたから北海道旅行に関心を持ったほど。ただし現実の北海道の風景はゲームとはかなり異なっていた。特に駅なんかは制作時期と訪れた時期が離れているためか全然似ていなかった。あと、距離感がかなり狂った。函館と網走を一瞬で移動できるけど、あんなに遠いとはね。北海道は地図で見る感覚と実際に旅をした感覚で3倍くらい違う気がする。

堀井雄二のミステリー全体に言えるのだけど、やっぱりこの人は力があると思う。でも、富樫(HUNTER×HUNTERの人)もそうだけど、才能があるけどあまり熱心でない人もいて、どうもそのタイプに見える。おいらもニート気質だから気持ちは分かるけど、三部作と言われる作品の他にもう1つ構想があったらしいのだが、それを発売して欲しいところ。

軽井沢誘拐案内

同じく堀井雄二のミステリーアドベンチャー。ちょっとエロい雰囲気だけど、今になってはネットで無修正動画とか乱れきった生活を知ることができるのだから、このくらいでは刺激的とは言えないか。

舞台は北海道全域を回るオホーツクに消ゆと比べて、軽井沢なので小さい。それでもかなり面白かった印象がある。途中で解けないところがあって、発売後かなり経ってからプレイしたのだが、同梱されている質問クーポンを送ったところ丁寧な回答が返ってきた。会社も今更来るのかと困惑したに違いない。

最後はRPGになる。

神宮寺三郎シリーズ

最初の新宿中央公園殺人事件は幼い頃にプレイしたためか面白かった。刑事を告発するとクビになってゲームオーバーとか、スリリングだった。そのため続編の横浜港を買ったのだが、これはつまらなかった印象。パスワードありなのに1時間くらいでクリアできるくらい中身が薄い。

全体的にこのシリーズは魅力に乏しい気がする。絵が地味だとか話が暗いとか。そこがいいって人もいるのだろうけど、おいらはあまり楽しく思わなかった。その他にもいくつかやったけど、ほとんど印象に残っていない。でも意外と長く続いているシリーズである。

追記:告発

よく考えると告発って面白いシステムかも知れない。ほとんどのミステリにおいて勝手に話が進んで犯人が明らかになってしまう。しかし、告発コマンドがあって自分で捜査をして犯人を決められると幅が広がる。間違った人を告発して立証できないとペナルティとかあってもよさそう。

ファミコン探偵クラブシリーズ

ファミコンなのにスーファミでやったような気がする。あまり話の内容は覚えていないが、学校を舞台としていたはずで楽しめた印象がある。

アドベンチャーゲームを作ってみたい

というわけで、おいらはアドベンチャーゲームが好きなのだが、RPGと違ってあまり数が多くないのが残念である。

面白いアドベンチャーゲームって何だろうと考えてみた。たぶん、おいら的には堀井雄二のゲームが理想型なんだと思う。今から見ると古いんだけど。

何がいいかというと、まず舞台が広く感じられるところ。北海道は実際に広いけど軽井沢という限られた空間でも奥行きを感じられたので、これは彼の技量なんだと思う。一方で逆転検事は目の前の現場を調べろって感じで、やらされている感が強い。

ミステリー小説でも漫画でもそうだけど、先読みの楽しみはあるけど結局登場人物が事件を解決してしまうので、読者はページめくりの役割でしかない。ゲームのよいところは自分で推理をしている気分になるところである。もちろん、無限に行動の自由を認めるわけにはいかないから、しょせんはクリエイターが定めた中でしか行動できないわけだけど、それを感じさせないものを作れば面白くなりそうだ。

扱う事件はスケールの大きいものがいい。あんパンを盗んだ犯人を追うのではプレーヤーのモチベーションを維持しづらい。殺人事件が定番だが、それもニートが金を無心して断られてかっとなって衝動的に犯行に及んだ(身につまされますなー)ではやはり面白くない。逆転シリーズのふざけた事件は現実には「ねーよ」だけど、その辺が面白いのだと思う。

逆転シリーズも裁判と検事では話を書いている人が違うらしく、裁判の方が面白い。

個人でゲームを作るには

プロのようなお金を払うから仕事きっちりやってねというところは、プロジェクトを運営するのはそんなに難しくないと思う(デスマーチはよく聞くけど)。それに対してボランティアを寄せ集めて何かを作るのは「やれ!!」と上から目線で命令しても反発されるだけでうまくはいかない。うまく協力を引き出す人がマネジメントをしなければならない。

これは自分の経験上獲得したことなんだけど、素人のプロジェクトを成功させるにはゴールを見せることが重要だと思っている。アドベンチャーゲームを例に挙げると、シナリオが完成していてプログラムができている状況までまずもっていくこと。この時点では完成度は低くてもいい。絵は棒人間で、音楽なんかはなくてもいい。とりあえず通してプレイしてクリアできるところまでできていることが重要。

この状態でネットに転がしておくと意外と色々な人が助けてくれる。絵を描いてくれたり、音楽を作ってくれたりする。

順番を逆にするとダメで、最初に市販ゲームを意識して派手なグラフィックスとか考えるとプロジェクトは大抵うまくいかない。なぜなら、仮にそうした絵ができたとしても、ゲームとしては部品のままで、いつになったら完成するか目処が立たない。そういう状況を長く放置するとプロ契約をしていない人のモチベーションはどんどん下がってプロジェクトは瓦解する。プロジェクトを推進するにあたって「これはものになりそうだ」というビジョンを提示することが素人を集めて開発する際に重要なことだ。

とか言っていたら、実は『伽藍とバザール』という有名な本(論文)に同じことが書いてあった。

伽藍とバザール

9 バザール方式の前提条件とは

 この論文の初期レビューアーや、試験読者たちがたえず返してきた質問というのは、上手なバザール形式の開発に必要な条件は何か、というものだった。これ はプロジェクトリーダーの資質と、共同開発者コミュニティをつくろうとしてコードを公開する時点での、コードの状態についての条件の両方についてのもの だった。

 バザール形式で最初からコードを書くのが無理だというのは、まあはっきりしているだろう。バザール形式でテストしたりデバッグしたり改善したりはできるけれど、プロジェクトを最初からバザール式で始めるのはすごくむずかしいだろう。リーヌスはそんなことはしなかったし、ぼくもしなかった。あなたが生み出そうとしてる開発者コミュニティは、いじるために何か動いてテストできるものを必要としているんだ。

 コミュニティ形成を始めるときには、まずなによりも実現できそうな見込みを示せなきゃならない。別にそのソフトは特によく書けてなくてもいい。雑で、バグだらけで、不完全で、ドキュメント皆無でもいい。でも絶対不可欠なのが、開発者候補たちに、それが目に見える将来にはなにか本当に使える代物に発展させられると説得できることだ。

重要なポイントは同じく2つで

  • 開発者候補たちに、それが目に見える将来にはなにか本当に使える代物に発展させられると説得できること
  • その際に雑で、バグだらけで、不完全で、ドキュメント皆無でも構わない

こんなことをドヤ顔でエントリーシートに書いたりしていたわけだから、伽藍とバザールを読んだ人には受け売りに聞こえたかも知れない。でも、これはおいらも独自に到達したアマチュアでプロジェクトを回す鉄則なのである。

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1 個のコメント

  • 私がアドベンチャーゲームと聞くと
    18禁のPCゲームやギャルゲーなど萌えに特化したゲームしか
    思いつきませんね。
    やはり、ゲームと聞くと市販のゲームは
    アクションやRPGのような印象があります。
    でも最近の中学生とかは、違法ダウンロードをしてる印象が
    あってゲーム業界は儲からないとか言います。
    (どこまでの被害があるかはわかりませんが)
    これがいいとは思えませんが、それを見つけると
    2ちゃんねるとかで話題になり必要以上に攻撃します。
    最近も違法ダウンロードしている中学生の
    個人情報と探すのに躍起になっていました。
    正直、いろいろおかしなことになっているように思います。

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