あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。台湾は今年は辛亥革命100周年と記念すべき年らしい。中国は知らないけど大陸でも孫文は偉人らしいからきっと大切な年なのでしょう。
コメントのお返事をします。
POSTED BY シント ON 2010年12月18日
もう就職難問題は無視していい問題ではないのに、世間や団塊は甘えだの努力不足だの・・・もうこれから先こういう通り魔事件は増えていくでしょうね。と言うか報道されないだけで、本当は毎日起きているのかもしれません・・・。
もうニートだから馬鹿にしていい、という歪んだ常識がまかり通る時代は終わりました。失業者やニートが増えるということはお金がない、お金をあまり使わない人間が増えるということですから、その分経済も回らなくなり、不景気になり、自分が働いている企業にもダメージが来るわけですから。
もうニートだからと馬鹿にして、足の引っ張り合いをしている時ではないです。馬鹿にしていて対策を何をしないと共倒れになるだけです。
足の引っ張り合いは本当に良くない習慣だと思うけど、なぜか日本には根強くあるんですよね。例えばスロバキア就職の人が嫌がらせでブログ閉鎖に追い込まれたらしいけど、あのネガティブなパワーをもっとポジティブな方に向ければいい成果出そうなんだけど。
この件はtogetterに「あるブロガーが嫌がらせによってブログとtwitter閉鎖に追い込まれる顛末」とあるんだけど、消えているようなのでキャッシュへのリンクをします。感想はマジキチ。大使館まで電話をしたとか、その執念はすごい。
あと、スロバキア就職の人のふぁぼったーが秀逸。
POSTED BY MR.T ON 2010年12月18日
就活の内定は、取る人は2、3つ、もしくはそれ以上とるでしょう。ただ、取れない人は0の人が多い。そこの格差が広まっていると思います。日本企業の選考が画一的になっている証拠かもしれませんが>おそらくワープアの中ではかなり才覚のある方に描かれています。
ほとんどのワープアについては、情報などのほかの資産の不足しているのでドラマのような人はかなり少数でしょう。ただ、「振り込め詐欺」が一時期ニュースでしきりにやってたのを見ると超ブラックの偽装請負などと比べると、詐欺でも扱いが異なると思ってしまいます。
ポアソン分布に完全に近似しないのは、本命企業に内定を取ったら就職を打ちきる人と、たくさん受ける人の違いとか、あとは好まれる条件のある人(美女で帰国子女で明るいとか)は引く手数多であることがあるかな。
ワープアになる原因はいくつかあるけど、やはり情報格差は大きいでしょうね。現時点では情報を持っている人はいかようにもやりようがあります。あと多少の蓄えかな。準備に充てる時間、生きていけるだけのお金がないと自転車操業と分かっていてもこぎ続けるしかない。
POSTED BY ななし ON 2010年12月21日
円高で日本は瀕死らしい。笑
http://news.livedoor.com/article/detail/5221998/
>暦年ベースで2010年の実質成長率4.3%。
>こんな基本的な事実も知らずに日本は不況だー不況だー。と叫んで一体何が楽しいのだろうか?
>年初来の動きでは日経平均は2%下落している。
>ドイツ株は17%の上昇、アメリカ株は9%上昇している。(先週木曜時点)
>やっぱり日本は不景気だ!とこれを見て言うかもしれない。
>しかし、円高の効果はここで力を発揮する。米ドルに換算すると、日本株は8%上昇。ドイツ株も8%の上昇なのだ。
>世界の多くの投資家は米ドル(もしくは自国通貨ベース)で資産を評価する。
>日本株は別に大きく売られているわけでない。
>もっと冷静に数字を見ながら議論を進めるべきだ。
>しかし、4%も成長しているのにこれ以上どうしろというんだろう。何をどうすれば満足するのか。困ったもんだ。
へー、ドル換算ね。
一ドル360円だった頃の高度経済成長は、ドル換算にすると錯覚だったというわけですね。笑
元リンクは読んでいませんが、ここでドル換算はすべきではないかと。むしろNYダウが高値をつけているのはドル安なのにドルベースだからで、実際にはもっと安いのではないかと思っています。NYダウ平均は金○オンスでしたみたいに表現したらまだ世界景気は低迷していると思います。
高度成長期はかなり成長したと思います。日経平均株価70日足長期チャート(1951年から2008年)を見るとわかりますが、昔は日経平均は数百円だったんです。それがバブルの高値では38,000円くらいまで上がりました。NYダウも重ねてみると面白いです。こちらはバブルではなくじわじわ上がってきています。
POSTED BY すーぷりせっど ON 2010年12月24日
以前に外資求人アフィについて言及されていたのを読んでずっと考えていたのですが、CMSとRSSを軸にして記事を受信して、フィルターを使って特定の言葉を機械翻訳すればかなり簡単に結構まともなサイトってできるんじゃないですか?
これまた著作権(?)か何かの問題になりますが、求人サイトに一般公開されている情報であれば、中身は無断引用しちゃいけないけど、ページのタイトルを引用してリンク一覧を生成するのは法律に反しませんよね?
機械翻訳を使って海外求人の情報を貼るサービスは考えています。著作権ですが、たぶん著作物に当たらないから問題ないのではないかと思うのですが、確認したわけではありません。タイトルだけ訳してリンクを張るのは多分問題ありません。
著作権は「自らの思想・感情を創作的に表現」したものに与えられるので、何でもかんでも著作権の保護対象になるわけではありません。これは国内法だけではなく、著作権条約がそういうことになっていますので、ほぼ世界共通のはずです。で、求人広告は「自らの思想・感情を創作的に表現」しているかというと、していないと思うのです。
Wikipediaから引用すると
権利が生じないもの
権利が生じず、保護の対象にならないものとして、典型的にはまったく創作性のない表現と情報やアイディア・ノウハウがある。例えば、五十音順に人名と電話番号を配しただけの電話帳や丁寧に書かれただけの正方形などは著作物ではないので保護されない(電話帳については、その配列によって創作性を有する編集著作物であるとされることもある)。最低限どのような創作性が必要になるかについては必ずしも明瞭な判断基準は存在しない。
また、非常に独創的な思想や非常に貴重な情報であっても、そうした思想自体、情報自体が著作権法によって保護されることはない。ここから、ある数学の問題の解法やニュース報道で取り上げられる事実などは、その発見や取材に非常な努力を要することがあっても、著作権で保護されることはない。ただし、その解法の表現や、ニュース報道における事実の表現などは著作権で保護されることがある。
とのことです。あと辞書なんかも編纂には手間がかかる割には著作権の保護対象にはならないようですね。単語選びの基準には創作性がありますから全部コピーするのは問題ですが、個別の見出しについて写すのは問題ないようです。
明けました
朝まで生テレビでも雇用問題についてあれこれ言っていたり、なかなか激しい年明けでした。雇用問題は相変わらず言いたいことはあるのだけど、一つ取り上げるとしたら「起業しろ」という話について。
http://twitter.com/_kitune/status/21042561216942081
就職したことない高卒のアホ=オレが就活の話聞いて思うに、大学まで行ける脳みそあってネットに色々な業種の人&色々な情報あるのになんで企業就職に拘るのかがどーしてもわからないんだよな〜。良い事が沢山あるのはわかるけどさ
企業に就職したがるのは自分の専門性が一分野だからだと思います。おいらの場合はある程度の技術はあっても営業もできないし、経理も経営もできません。だから、そういう人がたくさんいる組織で技術屋として働くのが合理的なわけです。別に学生が無能だから起業しないのではなく、人には役割があります。
もし自分が人をまとめる能力に長けているなら起業もいいと思います。色々な分野に強みを持つ人を集めて組織にすれば戦えます。あるいは営業系の能力を持っていれば、自分が惚れ込んだ技術を自分で売り込めるので手っ取り早く起業ができそうです。
たとえば、おいらのバイトは企業のIT関係の人の作ったものにダメだしするというような仕事をしています。つまり、その技能の一点に限って言えば平均的な企業内専門家と比べても劣らないスキルはあります。じゃあ独立してITコンサルでも開業したら大儲けできるじゃないかと思うと、それはダメで、会社が仕事を取ってきて割り振ってくれるからおいらは仕事にありつけるのです。
おいらのじーさんはデパートで働いていた時期があるそうです。そこそこ有名なデパートなので取引先はずいぶんちやほやしてくれたようですが、デパートを辞めて独立しようとしたらとたんに取引先が相手にしてくれなくなったと言います。自分には人脈があるから大丈夫だと思っていたけど、それは個人の人脈ではなく組織の肩書きがあるから有効だったに過ぎません。
最近でも大手出版社の人が退職して小さな出版社に再就職したところ、ちっとも広告が取れなくなったという話を聞きました。大手出版社だと広告を載せたい会社はたくさんあるので殿様商売でいられるけど、小さな出版社に所属しているのに昔の感覚で「俺は仕事ができるんだ」と思っていると、ちっとも仕事が取れないらしい。昔付き合っていたスポンサーに出向いて「今度、俺が転職した出版社に広告載せてやるからどうだ?」とか上から目線で言われても、そんな無名出版社の本に広告なんか出したくない。小さな出版社内でも実績を挙げないのにかつての成功体験ばかりひけらかして「あのおっさん使えねーのに取締役で高給取りなんてやってらんね」と評判は最悪だとか。
学生に限らず、現在働いていて仕事ができると自分で思っている人も、実は自分では仕事なんかできなくて、組織の看板を背負っているから仕事ができる場合は多々あります。むしろ、就社したいと思っている学生の方が、自分は仕事ができると勘違いしている組織人よりもずっと現実を知っていると言えるかも知れません。
何を言いたいかというと、なぜ「大学まで行ける脳みそあってネットに色々な業種の人&色々な情報あるのになんで企業就職に拘るのか」というと、個人の能力で稼ぐには限度があるからです。ごく稀に個人で稼げる才覚のある人もいるけど、大抵の人はよくて専門バカで、ダメな場合だと何も見所がないただの大卒だったりします。でも、そういう人でもお金を稼いで生きていかなければならないし、そういう人が納税するから国家は成り立つわけです。
社会の役割というのは、個人では稼げない人をうまく組み合わせて稼げるようにすることですが、今はどうもその機能が正常に稼働していないようですね。政治は外交問題とか領土問題とか大変のようだけど、一番大事なのは何かというと、社会の機能を正常に戻すことで、それができれば税収は回復するし国力も回復するし、大抵の問題は解決すると思います。
総理大臣になりたい男が総理になったところで大したことはできません。総理になって何をしたいかが大切で、そういう点でおいらは小泉元首相は高く評価しています。菅直人も消費税10%発言で参議院大敗して意見を引っ込めたけど、自分は討ち死にしても消費税を上げて財政を立て直すんだ、俺の内閣はそのためにあるんだくらいの覚悟があれば、日本の財政がやばいことはみんな知っているんだし、支持率も上がるのではないかと思います。不景気で増税ってのはあんまりうまくないと思うけど、一番問題なのは批判されるとすぐに折れるところ。郵政民営化もずいぶん問題はあったと思うけど、貫き通したところに高い支持率がついてきたのだろうし、総理になって何をしたいか、それが明確な人が政治のリーダーをすべきでしょう。
おいらは人材の無駄遣いを是正することを掲げて折れない首相を望みます。いろいろ抵抗勢力はいると思うけど、そこを解決したら日本は立ち直れますからね。
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