NHKスペシャル、世界ゲーム革命を見た

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まずはコメントのお返事をします。

POSTED BY MR.T ON 2010年12月12日
就活を分析するのは、もしかしたらやっている人はいるかもしれませんが、今回ノーベル賞をもらった方みたいに、何か賞がないと、おそらくメディアに取り上げられないでしょう。

マンガについては、やはり2chとかでジャンプがいろいろ言われてますがジャンプのマンガレベルは高いと思います。ロトの紋章は私は読んでないのですが、人気はあったみたいですね。今やってるロトの紋章の続編は、全然ダメみたいですが

ノーベル経済学賞がありますが、仮に素晴らしい分析をしたとしても極東の島国で狂ったイベントが起きているということが評価されることはないでしょう。単に自己満足というか、実績作りですね。

ロトの紋章はなんだかんだ言いながら最後まで読みました。ただ、なんというか作者の力量が明らかにジャンプの人気作と比べると劣っていて比較にはならないと思ったのです。

NHKスペシャル、世界ゲーム革命を見た

色々なトピックがあったけど・・・

10年前は日本のゲームのシェアが7割を越えていたものの、今は世界のゲームのレベルがあがっていて日本のシェアは3割に過ぎないというあたりから始まって、アメリカの最新のゲーム開発ではゲームエンジンというのがあり、プログラマがゲームを作る時代ではないのだ、といった感じでした。曰くゲームエンジンがあれば誰でもヒット作を作れるとかすごいことを言っていたけど、だいぶ誤解があるように思います。

実はかなり昔からゲームはゲームエンジンを製作するプログラマと、そのゲームエンジンを利用してゲームを作るクリエータに別れていました。そして、NHKではゲームエンジンは完成しているようなことを仄めかしていましたが、ゲームエンジンは絶えず進歩しています。プログラムはもう書く必要がなく、ゲームエンジンができているからあとはゲームをばんばん作るだけでOKという感じでしたが、やはりプログラマは継続的に必要です。さらに、どうも日本ではゲームエンジンを使うような最新の開発は行われいないため時代に取り残されていると言いたげな感じで報道されましたが、実際にゲームエンジンを使っていました(視点を母親側から変えるのを特にコードを書かずに実現している)。

番組は全体的に世界がすごい、日本も負けずに頑張れという感じで構成されていましたが、報道されたように平気でスタッフが徹夜していることを忘れてはいけません。日本のゲームメーカーは裁量労働制といっていくら働いても残業代を出さないシステムでできています。FF14の迷走を見ても思うのですが、ゲームでも存在感を失っているのは日本の労働環境の悪さにリンクしています。また経産省がCool Japanで予算をつけたのが20億円。若者の就職支援が500億円、子ども手当が何兆円か。つまり、政府がたいして本気ではないんです。韓国とか中国の方が政府は頑張っています。

漫画とかアニメとかゲームは日本が強いと言われるけど、政府の後ろ盾もほとんどないばかりか、最近の東京都が変な条例を通そうとしているようにむしろ行政は敵という感じすらします。アニメーターでもゲーム制作者でもかなりひどい立場でコキ使われています。日本のゲームがなぜまだそれなりに力があるかというと、ブラック企業でコキ使われている人が多いことと、あとアメリカなどで人気な殺戮をして血しぶきが飛び散るようなゲームが日本ではそれほど人気ではないので国産ゲームが淘汰されないからです。でも、アジア諸国は日本人に感覚が近いため、そのうちそっちに負けるかも知れません。というか負けるでしょう。

というわけで、興味深い特集ではあったけどピント外れだったなーというのが感想。今の日本のゲームで花形なのは、ファミコンレベルかという低レベルなゲームを無料と謳って暇つぶししたい人にプレイさせて、ゲーム内のアイテムを法外な値段で売りつける合法的オレオレ詐欺みたいな会社というのが残念です。

アメリカの最近のゲーム開発の事情についてはこの本がよいと思います。

少し古いけど日本のことはこの本がお勧めです。

追記

NHKが「世界ゲーム革命」を放送 海外のゲーム開発者すごすぎワロタ』にキャプチャ画像が多くて雰囲気掴みやすいですが、編集はあまりよくないかも。

年間2,000時間のテストプレイというのは8時間 x 5日/週間 x 4週間/月 x 12ヶ月 = 1,920時間なので残業はほとんどないのでしょう。これだと祝日もなさそうだから実際はもっと短いはず。

ロシアでNIRSを使っている映像が怖い(頭になにか注射しているように見える)、人体実験かというけど別にあれは非人道的ではありません。

マイクロソフトの研究所はすごいと思います。ただすごすぎて凡人にはほとんど理解されません。アンチマイクロソフトの人も結構いて、またマイクロソフトがバカやっているみたいに言うことがよくあるけど、たいていの場合はヤジを飛ばしている側の理解力が不足しているように思います。

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2 件のコメント

  • ふと思ったんですが、日本の場合、労働環境の過酷さよりも、なんというか就職してまともに働いてないと「おかしい人」に見られてしまうところに一番問題があるような気がします。
    サラリーマンが仕事をクビになってポンポン自殺するなんて狂気ですよ。

    再チャレンジの容易の社会、首になってもある程度食っていける保障、社会の価値観、この三つがもう少し寛容に、しっかりとした制度になっていたら、もう少し生きやすい世の中になるのかなぁと。

  • >ふと思ったんですが、日本の場合、労働環境の過酷さよりも、なんというか就職してまともに働いてないと「おかしい人」に見られてしまうところに一番問題があるような気がします。

    それは、あるとおもいますね。
    日本は、他人に気を使ってまともに休みも取れない、気楽に遊べないという風潮があるでしょう。
    やはり、自殺の原因は経済的な面が大きいでしょう。
    それをカバーするために、生活保護があるのでしょうがうまく機能してないように思います。

    ゲーム、アニメ産業は、かなり労働環境が厳しいと聞きます。
    世界はすごいと報道しているみたいですが、
    このように、1面だけ見せて報道するのは個人的にいいとはおもえません。

    某条例については、アニメ、マンガなどを完全に敵視しているように思えます。
    それに加えて、「アニメ、マンガは日本の文化」といっていて
    完全に二枚舌になっています。
    これは、普通みんな怒りますよ。

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