まずはコメントのお返事をします。
POSTED BY あ ON 2010年10月16日
ツールやITリテラシの話、その通りだと思います。自分の場合、Cを習った程度なので、
perlやrubyとかが出てくるとお手上げです。
ツールについては、自分がしたいこと(今回なら有向グラフの作成)をスマートにやってくれる
ソフトを検索できるサイトとかがあればいいなと思います。有向グラフに関しても、
その名前を知らずに描いてる人もいるわけで、例えば「人物 関係図」とか入れたら
有向グラフのソフトを教えてくれるようなサイトがあれば、大助かりですね。
C言語できればスクリプト言語は簡単だと思います・・・ただ、Rubyのような動的言語はC言語のような静的言語に慣れていると色々驚くところがあるかも知れません。ある人にとっては柔軟で素晴らしいかも知れないし、別の人にとってはC言語の制約は品質のいいプログラムを書くのに便利だと言ったりもします。結局は好みの問題。でもライブラリはスクリプトの方がいいと感じるケースは多いです。
聞きたいことの意味を察知して検索してくれるサービスがあったらいいですね。潜在意味解析というのかな、結構よく聞く言葉ではあるけど大手検索エンジンはそういう風にはなっていないのが現状。Googleが急成長したように、新しい会社が急に出てきて市場を席巻する可能性はまだあるかな。
POSTED BY ネットイナゴ ON 2010年10月17日
グラフ描画ツールだとここらへんも結構綺麗に仕上がるのでいい感じです。
http://www.cytoscape.org/
http://syrinx.q.t.u-tokyo.ac.jp/hashimoto/sociarium/index_jp.html
おお、これは格好いいですね、教えて下さってありがとうございます。
TopCoderというコンテストの世界大会で日本人が各部門で優勝した
プログラマトーナメント「TopCoder Open」、日本人学生プログラマが各部門で優勝したそうです。おめでとうございます。
日本の人口は1.2億人くらいで、世界の人口が70億人いるとすると1.7%くらいに過ぎません。顕著な実績をあげる人のうち1.7%くらいいれば平均的な国ということになりますが、こういう大会を見ているとかなり傑出した実力を持っていることになります。
こういう飛び抜けた人たちが突然変異的に発生するかというと、たぶん違います。おそらく正規分布のようななだらかなカーブになっていて、ここまで顕著な実績はあげられないけどその人達に近い能力の人もいるはず。
何を言いたいかというと、ゆとりとかバカにされていても、日本人はトップ層だけでなく平均値も世界では高い方に属するはずです。なのに日本経済はこんなに悪く、企業も優秀な外国人を欲しがるというのはどういうわけでしょうか。
本当はシステムが悪いことが日本の閉塞感の原因だけど、それを認めたくないから若者がダメだからってことにしているような気がしてなりません。
民主党のビラをみつけた

民主党を見るたびにのび太を思い出す
著作権法第32条に基づいて、てんとう虫コミックス26巻『のび太の地底国』から必要な範囲について引用します。
まず、ドラえもんの登場人物であるのび太は色々なことに憤りを感じています。ひょんなことから地底に空洞を見つけてここに国を作ろうと決意します。
この時点では「すばらしい政治をしよう」と希望に燃えています。

さらに、紆余曲折を経て国民の支持を得て横暴なジャイアンを排除します。ここまでのプロセスは民主的と言えるかも知れません。

いい政治の具体例がバラマキでした。どっかで聞いたような話ですね。ドラえもんに地に足が付いていないと諫められます。確かに財源のないことに気づいたのび太は圧政を始めて
結局こうなる。
漫画は物語を表現するツールの1つ
漫画は物語を表現するツールの1つであって、活字で書かれた小説が尊くて漫画が卑しい物だなんてことはまったくありません。以前の麻生総理時代に彼が漢字を読み間違えると「漫画ばっかり読んでいるからだ」とヤジを飛ばした人が(誰とは言わないけど)いました。でも漫画の方がテレビの字幕や新聞なんかよりもずっと難解な表現を使っていることもあります。内容についてもまた同様です。この話を知っている人ならば、おそらく現在の政治がどうなるかは察しが付いたことでしょう。予想できなかった人はバカにしている漫画家以下の想像力しか持ち合わせていなかったとも言えます。根拠もなく人をバカにする人って大抵は本人がアホなのですけど。
民主党政治の悪い点3つ
民主党の政治の悪いところは、まず件のビラのようにできもしないことをできると吹聴して権力を簒奪したことにあります。これはのび太と同様に民主党も投票した国民も頭が悪かったのだから仕方がないのかも知れませんし、もしかすると悪意があって意図して騙したのかも知れません。鳩山前総理はルーピーと言われるように頭の中にはお花畑が広がっていて本気でよい政治ができると思っていたのかも知れません。小沢とか輿石とか仙谷なんかは悪意があった可能性があります。
次に民主党が劣化自民党でしかなかったことです。閣僚を任命するプロセスなどは自民党政治そのもので、派閥の長や党の実力者に要職を与えるというものでした。さらに政治主導と言いながら、鳩山総理退陣後に任命された閣僚を3ヶ月程度ですげ替えてしまって、キャリアを積ませようという意識がないようにも見えます。もともと能力で大臣を任命するわけでもなく、やっと着任した大臣も、国会とも内閣とも関係ない党のイベントで改造内閣を興してしまうやり方は自民党そのものと言えます。違いは政治に対する感覚のなさで、できることとできないことの区別が付いていませんでした。
最後に民主党の権力の簒奪のプロセスは単にできもしない理想を掲げるだけではなく嘘を平気でついていたことにあります。例えば小泉政権で経済が破壊されたようなことを平気で言っていました。小泉元首相は近年では傑出した力のある首相でしたので、その後の3人のよくわからない首相を叩くよりアンチ小泉に徹した方が分かりやすかったかも知れません。それに既得権益を持った人を小泉元首相はだいぶ思い切って切ったので、恨みを持っている人もたくさんいます。敵の敵は味方だとすれば、効果的だったかも知れません。
小泉元首相は森元首相から政権を引き継いで初期の頃は株価もバブル後最安値を付けたこともありました。しかしドラスティックな改革は評価され、株価は回復しました。同時期のアメリカより20%くらいパフォーマンスがよい時期でした。日経平均18,000円のときにNYダウは14,000ドルくらいでした。今のNYダウは11,000ドルとすると同じ率で株価が下がったとしたら現在の日経平均は14,000円くらいあってもいいはずです。しかし現実には9,500円しかありません。
株価は単なる数値ではなく、雇用にも大きく影響を与えました。2000年代前半はITバブル崩壊でやはりひどい不景気でしたが、その後は採用も回復して超売り手市場と言われました。オフィスビルの空室率など色々な指標で景気回復が実感され、ちょうどいい時期に大学を卒業した人はおそらく一生よい待遇で働くことができます。派遣などの規制を緩和しましたが、それも雇用にかなりプラスでした。
民主党メソッドではこうしたポジティブな面をほとんど無視して、小泉改革が日本を壊したかのように吹聴して、確かに派遣の生活が厳しいなあとしか思わない人たちを騙したり、年配の人など既得権を持っていた人たちの支持を得て政権を簒奪することに成功しました。
まとめると、民主党は悪意があるのかただバカだったのかは知りませんが、できもしない理想を掲げ、時には情報を歪めてまで政権を取ったかと思うと、その後のやり方があまりに下手だったため、諸外国と比べて日本の一人負けとも言える状況を作り出したように思います。
余談:自民党は長期政権だったか
自民党という政党は実は単一の政党ではなく政党連合という形でした。だから自民党なんとか派というのが1つの政党だったと見て、森派の首相は森党の政権だと見なすべきだったかも知れません。なんと言っても自民党は左から右まで色々な考え方をする人が揃ったデパートのような巨大政党だったからです。
だから、あれほど声高に政権交代を叫んだ民主党ですが、日本ではたびたび政権交代は起きていたわけです。そして今は民主党ですが、民主党は劣化自民党ですからやはり政党連合の様相を呈しています。旧社会党もいるし、旧民主党、旧自由党もいます。さらにその中に右派もいるし左派もいます。自民党との違いは実際に政権を担当した経験のある人や、その能力のある人がいないという点だけです。
結局、自民党的派閥政治、論功行賞人事を行う民主党に政権を移したというのは、実は政権交代はできていなかったのではないでしょうか。なぜなら、権力ゲームの本質は何も変わっていないからです。
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