まずはコメントのお返事をします。
POSTED BY タコス ON 2010年4月8日
進路確定おめでとうございます。
にぃとさんの就職先は日本にある外資系の会社ですか?
それとも国外の会社ですか?
あと海外就職する場合、就労ビザ等における現地人とのハンデについて教えてください。
細かいことは伏せますが、国外です。短期とはいえ留学をして、世話をしてくれる人が世界中にいたことは追い風でした。
就労ビザをわざわざ発行するのは面倒なので現地人の方が有利なのは確かですよ。あと、国内の雇用を守りたいという経営者もいるだろうし。ただ、多くの国では優秀な人を本気で欲しがっているので、能力的にアドバンテージがあれば可能かと思います。
POSTED BY ひとり ON 2010年4月8日
相談員ですか?うーん
変な学校の変な警備員につきまとわれてたらどうしたらいいですか?
いっつもありがとうございます
基本的にはアホは相手にしないのが一番です。そのうち飽きます。
POSTED BY あ ON 2010年4月10日
>感情は出した方がいいけど、そうすると弱者同士で足の引っ張り合いがあるんですよね。
足を引っ張り合う感情って、本心から来る感情なんでしょうか?本当は経営者(強者)に文句を言いたいけど、
経営者は強大な力を持っているから、自分と同じ弱者の抜け駆けを許さない事で不満を発散する感じですか?
その行為(弱者同士の監視など)がどうして生じるのかも知りたいと考えるこの頃です。
足の引っ張り合いの心理はどこから来るのかはわかりません。おいらは社会学はよく知らないけど、その辺の心理分析をきっちりやれば研究になるんじゃないですか?
ただ、奴隷根性と言うけど奴隷とかそれに類似した人たちはそういう心理状態に陥りやすいようですね。協力して支配者を倒した方がよいと思うのに、何故か支配者にとって都合のいい状態を作ろうとしてしまう。ある人の話だと自分だけは生き残りたいという安全の願望に起因するのだそうです。
POSTED BY 匿名 ON 2010年4月14日
これ読んでいると、外資も社員を虫けら扱いしてるような・・・まじやばいっす。
どこにもいけないお。前門の虎、後門の狼てな感じ。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/jmiu-ibm/B-frame/KAINA/index_KAINA_H_PDFonly.htm
外資と言っても色々ありますからね。おいらの見解では資本が外資でも日本人が支配しているところはダメですよ。日本人は成果主義とか、コーポレートガバナンスのことをはき違えている人がたくさんいますからね。
最近、やたらとドラッカーが流行っているけど、米系の基本的なスタンスは人間を大事にすること、人間が一番の資本であるということのように思います。日本では終身雇用前提のせいか、人は辞めないし、辞めるやつは落ちこぼれみたいなところがあって、あまり大事にしないようですけどね。釣った魚には餌をやらないみたいな。バケツの中の魚は逃げていかないのです。
日本では人材はコップの水みたいなものです。水を飲みたいときは水栓をひねれば出てきます。汲みたての水は飲みますが、しばらく放置された水は飲まずに捨てて新しい水を汲むでしょう。
POSTED BY 匿名 ON 2010年4月16日
中国のブラック企業は想像に絶するっす。日本だと犯罪じゃないかなあw
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000023-zdn_n-sci
Microsoftマウスの工場、「劣悪な労働環境」とNGOが報告
National Labor Committee(NLC)は4月14日、Microsoftなど多数の企業から製造を請け負っている中国のKYE Factoryに関する調査報告書を公開した。報告書によると、KYEの工場では最高で1000人の16~17歳の勤労学生が15時間シフトで、週に6~7日働いている。14~15歳の従業員がいたこともあったという。
不況になる前の2007~2008年には勤務時間は1週間に80時間以上に上り、世界的な不況下にあった2009年でも週68時間労働だったとNLCは報告している。賃金は時給65セントだが、食費を引かれるため実質的には52セント。仕事中にはトイレに行くことも禁止されている。
このほか報告書では、警備員による若い女性従業員へのセクシャルハラスメントがあること、社員寮では1部屋で14人が暮らしており、社員食堂の食事もひどいものであることが伝えられている。KYEは「御しやすい」という理由で、18~25歳の女性を好んで雇っているという。「従業員には人権がなく、中国のあらゆる労働法に違反している。Microsoftおよびほかの企業の行動規範はまったく守られていない」とNLCは述べている。
中国、もっと言うと韓国とか台湾もそうですけど、ブラック企業が発生しやすいようですね。民族は違っても日本と似たもの同士って感じです。
ブラック企業の酷い有様を書いているようだけど、日本でもそういうのたくさんありますよね。トイレに行けないとか、行けるけどストップウォッチを押して何分以内に戻らないと罰則があるとか。
採用コンサルティングと言うと偉そうだけど女衒みたいなものだろ?
東大生だって就職難、のなぜという記事がありました。
学生の能力がより厳しく求められているのです。だから、簡単には内定が取れない。今までの大学生活で、何かを積み上げていなければ、内定がなかなか取れない。それぐらい厳しい戦いになっているのです。
最近、こういう学生の能力が求められるので(能力のない学生は)簡単には採用されないということを吹聴する人が増えています。あるいは、やたらと「ゆとり」を連呼したりして貶めたりします。
確かに祈られてばかりだと気分が落ち込んできます。自分は無能なんじゃないかと自責する人もいるでしょう。ネットでも《醜活》への不満を言うとお前が無能だから悪いみたいな煽りをしてくる人もいます。学生同士で足の引っ張り合いをしていても、こういう《醜活》を演出している側はガッツポーズをして喜ぶだけなのに。
おいらは少なくとも現代日本において内定が取れる、取れないというのは能力とは関係ないと主張します。年度によって当たり外れ大きいし。氷河期の学生は能力がないから入れないみたいに言われてもねー。
あと、日本の企業はほとんど学生に能力を求めていません。前述のコンサル屋が何か言っていますし、受からないと自分が無能なんじゃないかという気分になるかも知れないけど、能力のある人を採用するための採用活動をしていないですよね。電車内の広告で「きのうのすごいを、あしたのふつうに」とか「あたらしいふつうをつくる」とか見かけますけど、そんな気概はないでしょ。どうせJALみたいに20年もしたら岐路に立たされるんじゃないかな。というかロスジェネが60歳になる25年後くらいには日本が岐路に立つかも。
能力もないし、内定が取れない人 | 能力はあるが内定が取れない人 |
能力はないしが、内定は取れる人 | 能力があって内定を取れる人 |
ともあれ、能力と内定の有無が関係ないというのは、上の表のようなグループがそれなりに混在しているということです。身近な優秀で一流企業に内定した人を例に挙げて、やはり優秀な人は一流企業に行くねとか、その逆を見つけることはできるでしょう。でも、その他のグループもやはりたくさん見つかるので、内定と優秀さはあまり関係ないという気がします。
優秀なんだけど内定がなかなか取れないという人は例えば外資系とか公務員とか受けてみるとあっさり決まってしまう場合もあります。
さらに《醜活》を加速させようという愚
私は就職活動で「ステップゼロ」という言葉を使っています。それは大学1~2年生から就職活動に取り組まないと、内定がなかなか取れないのです。大学3年生の夏からやるようでは遅い。それぐらい企業の採用姿勢は厳しい。
この人の言う「就職活動」が何かわかりません。どっかのブログにあったように、就職を意識して語学をやるとか資格を身につけるとかすることを「就職活動」と呼ぶならいいと思います。
しかし、今の3年の5月くらいから始まる説明会ラッシュに参加してインターン面接受けて、インターンをして、夏休みが終わると本採用が・・・という流れを1, 2年生まで広げようということだったら本当にどうしようもないですね。
何度も言うけど、学生の能力や努力が足りないから内定が取れないと煽るのはいい加減にして欲しいと思います。そういう問題じゃなくて、これは制度の不備なんです。別の人の言葉を借りると、よりよい均衡があるのに、非効率な均衡で就職活動・採用活動を展開していて動けないのです。その均衡をさらにガチガチに固めてしまおう的発想に乗ったら不幸になるだけですよ。たまたま上手くいって「この人の薦めに従って早めに就活をはじめてよかった」と思うかも知れないけど、そうでない人もたくさん出てきます。
これもどこかのブログにありましたが、世の中には残念ながら労働生産性がマイナスの人がいます。その人が働いていることで社会にとってマイナスの貢献をするわけです。そのブログではそういう人には国家が金を払って「頼むから働かないで下さい、お願いします」と言って働かせないことが有効だとありました。面白いアイディアだと思います。1000万円誰かが払ってマイナスの貢献をするより、1000万円誰かが払って何もしない方が社会全体にはプラスというわけです。
ごちゃごちゃ書いたけど、本当にひどい《醜活》だけど、みなさん頑張って下さい。もし、上手くいかなくて気分が落ち込んだ場合は、奴隷商人に自分の人生をおもちゃにされてたまるか!と気を強く持って臨んで下さい。決してこいつらが煽るようにあなたが無能だから就職が決まらないわけではないのですよ。たぶん。
最近、就職関係の記事が目立つ
他にも「就活ネットのバカヤロー!」とか「あんなに欲しかった内定なのに、ブルーなんです」、「就職先も、偏差値で決める時代です」とか読んでみた。
就職偏差値というのは実にバカバカしい指標だと思う。というか、偏差値で志望を決めること自体が意味ないと思うけどね。工学部に入ろうと受験勉強していたら成績が好調に伸びるから医学部志望に変えたとか、理1に入るより他の大学の医学部の方がいいとか。
(追記):コメントのとおり偏差値というのは、受験生の中でこの辺の位置にいるという情報であって、大学の偏差値なんてものはありません。例年ならこの辺の位置にいれば○○大学は合格できそうだねということです。しかし就職活動みたいな曖昧な選考では偏差値なんかが役に立つはずはありません。
内定ブルーは気持ちはわかる。面接で熱く仕事への情熱を語っていても、あとで採用されたらどうしようと思ったことはある。本当は全然やりたくないのに、あたかも自分が本気で志望しているようなエントリーシートを書き、面接をするというのはどうみても不毛だ。自己催眠をかけているとしか思えない。しかし、そうやって複数企業を受けないと卒業して無職になってしまうかも知れない。本当に不幸な時代だと思う。
そうならない方法はいくつかあるが、どれも簡単ではない。起業したら?という話はよく聞くけど、素人が起業するのは大変なこと。周りの人に新卒カードがあるのに起業に付き合ってくれというのも難しいし。よほど上手くいく公算があるなら別だけど。
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