総務省

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霞ヶ関オープンゼミで総務省へ行ってきた。明らかに人が経産省と違う気がする。学力的なエリートという点では経産省はかなりコテコテで、インターンの推定8割は東大生ではないかというほど。それに対して総務省は人の多様性があると思う。

総務相は偽装結婚

総務省は旧自治省、旧郵政省、旧総務庁が省庁再編したのだけど、よく偽装結婚と言われる。省内で縦割りがかなり強く生きていて、官庁訪問をすると「で、君は自治なのか、総務なのか」と聞かれるという噂がある。実のところ、若手のキャリアを見ると縦割りは生きているのだけど、絶対ではないなと思った。テレコム系でも他の分野に回されることもある。けれど、概ねこの人は自治系だなとかわかるキャリアを歩いている。

自治系が目立つ

やはり総務省で自治は一大勢力だと思う。これは職員を見てもそうだけど、学生を見てもそう思う。なぜ自治なのかというと、どうも地方出身の人で、就職先で県庁あたりを併願している人が自治行政を目指すパターンが多いようだ。就職先を吟味する過程で、県庁とか市役所だとやれることに限界があることに気づく。今風に言えば地方分権ができていないことで、中央と地方の関係は親子の関係であるということだ。子供の権限はそう大きくないが、子供と言っても年齢的には中央も地方も大人である。大人を子供扱いされたら当然面白くないから、地方より中央で働いて地方自治を私用という発想になるようだ。

自治行政に就くと最初の半年くらいで一度総務省に辞表を書くことになる。もちろん、戻ってくることを前提としての辞表である。それから、地方自治体に再就職をして若いうちから責任のある仕事をすることになる。地方自治体のネイティブより端的に言って偉くなる。これが動機のようである。

地方自治は難しい

地方分権ってよく言われるのだけど、これは難しい話。結局のところ地方分権の問題は人の問題だと思う。中央省庁を始めとして都会に優秀な人が多く集まってしまう一方で、地方は慢性的な人材不足である。だから、地方分権を成功させるには人を地方に戻すということが大事になると思う。

例の高速1,000円で明暗が分かれているそうだ。青森県の大間はマグロの街として有名だが、これは大間町の努力によってブランドを確立したことが重要である。クロマグロとかミナミマグロとかおいしいマグロは太平洋の熱帯・温帯海域で獲れる。だから、青森でマグロが多く獲れるというのは青森が恵まれているのではなく、大間町の猟師の努力と、ブランドイメージの確立に努めた結果である。そして、大間町は高速1,000円の恩恵を受けて非常に多くの人が来て賑わったそうだ。

一方で高速1,000円で通過するだけの自治体も多い。大間町との違いは人を引きつける何かを確立できたかできなかったかに寄るところが大きい。前にも書いたけど、ふるさと創生事業で貰った1億円を滑り台を作るとか、そういったアイディアしか出ない自治体ではよほど恵まれたものがない限りは人が多く集まることはないだろう。

地方自治体にも企画立案できる人が残る、あるいは戻ってくるようにしないと自治は難しいだろうなあと思った。地方自治に興味ある人は、なんだかんだで地方自治体ではなく総務省自治系に来てしまうのだから。

リア充多そう

よく経産省はリア充が多いと言うけど、おいらの見た感じでは総務省の方がテンションが高い。経産省ではいいところのお坊ちゃんが多いような感じで、学歴エリートである。学生の質問で「国1受かるにはどうしたらいいですか?」みたいなものがあると、経産省では「受験して答えを書いて帰ると合格通知が届く」とは言わないけど、そんな感じがする。試験で苦労するようなイメージがない。

それに対して総務省では過去問をきちんとやるとか、何ヶ月前から20年分過去問を手に入れて解くとか、まともなアドバイスを聞ける。試験は範囲が限られていて、その範囲をやれば受かるという点で仕事と同じだそうだ。やれば受かる、やらなければ落ちる。

あと、経歴も色々である。意外と既卒で困って公務員を受けたという人もいる。その結果、多用な人材が総務省で働いているように思う。職員同士は漫才師みたいで面白い人もいた。

気になるテレコム系は

手がけた仕事を聞いたのだけど、やはり監督省庁という感じが強い。違法コピー対策とか、大事ではあるんだろうけど著作権団体の御用聞きだよなというイメージが強かった。

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