過去最大の素数発見

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このエントリは時事通信社の「過去最大の素数発見=1297万ケタ−米大学」への突っ込みです。

素数は無限にあることの証明

既知のn番目の素数をP(n)とする。例えば、P(1)=2、P(2)=3である。で、P = P(1) x P(2) x P(3) x …. x P(n) + 1とすると、Pは素数である。なぜならば、P(n)以下の素数P(k)でPは割れないからである。

既知の素数を全部かけて1を加えた数もまた素数であり、素数は無限にある。また、このようにかけていけば、いくらでも大きい素数は作れる。

つまり、過去最大の素数なんてものに意味はない

問題はこの記事の見出しが「過去最大の素数発見」である点。読み進めればこれがメルセンヌ素数と言いたいことがわかる。メルセンヌ数(2のn乗-1)が素数であるかは検証してみないとわからない。巨大なメルセンヌ数が素数であるかを検証するのは膨大な計算リソースがいる。だから発見には価値があるというわけ。しかし、

1とその数字でしか割り切れない「素数」について、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の数学者が8月に1297万8189ケタというこれまでで最大の素数を発見したと報じた。

と素数の定義を書いてあることから、本当に分かっていないらしい。

ということは、この記事を書いた人は、たぶんこの発見の何が偉いか分かっていないで書いたんだと思う。ゆとり教育のことを書いたけど、やはりある程度は学力のある人も必要である。新聞社も一人くらいはオナニートを雇ってもいいんじゃないか。コミュニケーション力はなくても、このくらいのことは一瞬でわかるし指摘もできる。