花の都・永遠の都(1)

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誰が言い出したのか知らないけれど、パリは「花の都」と言われる。

パリはセーヌ川の両岸に作られた街が少しずつ大きくなっていった都市である。パリの中心機能は中央にあるシテ島という小さな島に集中している。パリの北側と南側では雰囲気が異なり、南側には大学などが集中する。セーヌ川の北ではお金を使い、南側では頭を使うなどというそうだ。パリの中心部にルーブル美術館などがあり、このあたりを1区という。全部で20区ある。面積は東京の山手線の内側より少し広いくらい。案外すぐにパリの外に出てしまう。

成田からシャルル・ド・ゴール国際空港へ

日本からパリに行くにはシャルル・ド・ゴール国際空港まで空路で行くが一般的である。空港はだいぶ郊外にあり、空の上から見ると周りには畑ばかり広がっていて、すごいところだなあと思う。日本も成田がずいぶん辺境にあり不便だと言われるが、だいたい世界中そんなものじゃないかと思う。羽田は街中にあるようだが、モノレールで30分近くかけて浜松町に出ないといけないし、ニューヨークもJFK空港はグランドセントラルからだいぶ遠い。

シャルル・ド・ゴール空港につくと何かトラブルがあったようで、空港警察がしばらくそこから動かないようにと指示を出す。さっそく30分ほど足止めを食らう。その間、空港の係員と話をするのだが、どんなレストランに行く?マクドナルドはフランス料理じゃないぞとか、そんなよくわからない話をする。

しばらくして解放されると鉄道の駅を目指して歩く。空港は広く、重い荷物を持って延々と歩くのは結構大変だった。駅までの案内は比較的わかりやすかったが、電話をかけるために買ったテレフォンカードのようなものは使いにくかった。10ユーロ分くらいのカードを買ったのだが、電話をかけて手続きをすると言うもので、結局よく使い方がわからなかった。フランスでは電話をかけてアクティベーションするのは比較的よくあるらしい。もう少し使いやすいテレカルテというものもあるらしいし、クレジットカード決済もあるらしいのだけど、街の電話屋を見つけてそちらを使うことにした。電話屋は入り口にスタッフがいて、小さい個室がたくさんある。英語わかるかと聞いて、少しだけと言うので安心する。電話を使いたいと言うと、空いている部屋の電話を使えと言う。終わったらお金を払って終了。ただしどこにでも電話屋があるとは限らない。

話を戻して空港から電車に乗る。周りの風景は殺風景だ。日本は風景が汚いというけれど、この辺の風景は花の都の郊外とはいえ、あんまりたいしたものではない。ニューヨークの郊外もこんなものだったな。宿は19区のユースホステルだったので、Gare du Nord駅まで行き、そこから確か地下鉄を使った。さっさと乗り換えてしまったので気づかなかったのだが、Gare du Nordは結構すてきな駅らしい。乗り鉄するなら欠かせない。ユーロスターも止まる。ここから超高速列車に乗ればロンドンまで2時間弱である。

Gare du NordからJaurèsへ

地下鉄に乗り換えてJaurès駅に行く。ここで前述の電話屋を使ってユースホステルに電話をする。このユースホステルは日本語のわかる韓国人が経営しているのだが、客はほとんど日本人である。ただ、どうも《外こもり》の人が多く住んでいるらしく、韓国人のおばちゃんによると、普通にビジネスホテルを使うような人はあまり歓迎されないような感じだった。ともあれ1泊だけはNGだそうなので、2夜泊まることにする。

Jaurès駅は偶然にも友人の家まで歩いていける程度の距離だった。ユースホステルはネットが使えるので、そこで連絡をして、近所のマクドナルドで待てというので待っていて合流。しかし携帯電話が使えないのは結構不便で、最初はマクドナルドの位置がわからなかった。一度、ユースに戻り場所を聞いてもう一度いくとずいぶん時間が経ってしまっていた。ともあれ、外で連絡が一切できないのが不便だったけど、なんとか合流することができた。

友人と合流・それから

友人と合流したときは19時を過ぎていたのだけど、シャンゼリゼに行くかと聞かれ、行きたい答えた。友人は当然慣れているので地下鉄をつかつかあるいて、何度か乗り換えて凱旋門のあたりに出た。このときに、地下鉄の回数券を買うことを勧められた。たしか11枚つづりで地下鉄だけでなく国鉄でも使える。

夜の凱旋門を見たり、他の観光客がカメラのシャッター押してくれというのでちょっとした話をしたり、友達と写真を撮ったりした。それから凱旋門からルーブルの方向へ少し歩く。ルーブルまでは行かず途中で地下鉄に乗り、よくわからないルートを通ってHôtel de Ville駅に行く。このときはまったく土地勘がないが、Hôtel de Ville駅はシテ島のすぐ近くで、後に一番よく使う駅の1つとなるが、当初は何もわからなかった。

Hôtel de Ville
Hôtel de Ville

Hôtel de Villeとはホテルというけど宿ではなく市庁舎らしい。そのときは全然知らなかったけど、後にベルサイユ宮殿の近くにもHôtel de Villeがあって不思議に思ったものだ。目の前にスケートリンクがある。それからセーヌ川を渡る。これも最初はセーヌ川だとは思わなかった。のだめカンタービレで見たような風景だなと思ったくらい。フランス人の友人は「らっせん」と言っていたように聞こえたが、La Seineだったんだろう。

La Seine
La Seine・セーヌ川

シテ島を通過してノートルダム大聖堂を見る。そのまま進み、パリの土産物店があることを教わって、カフェでも行くかという話になるが残念ながら閉まっていた。

Cathédrale Notre-Dame de Paris
Cathédrale Notre-Dame de Paris・パリのノートルダム大聖堂

遅くなったので地下鉄に乗りJaurèsまで案内してくれる。そんな感じで到着した初日から観光案内をしてくれた。でもちょっと疲れた。夕食も取らずにそのまま寝てしまう。