ロイターの記事によりますと、アメリカのFFレート(日本で言うと無担保コール翌日物)の金利が4%になっているそうです。FRBの誘導目標は2%ですから酷い事態ですね。これが収集つかないとアメリカの中央銀行はもう機能していないということになってしまいます。
FFレートは日本では無担保コール翌日物というように、銀行同士が無担保で翌日返済の短期資金を貸し借りする際の金利を指します。その誘導目標というのは、金利が目標に近くなるように中央銀行がお金を出したり引っ込めたりしているということです。
つまり、FFレートはあくまで目標であり、中央銀行の大きな仕事はその目標が達成されるようにすることなのですが、これが機能していないことになります。リーマンブラザーズ破綻はそれだけ大きな事件だったということ。
アメリカのFRBがこれだけ振り回されるのだから、日本の中央銀行なんかひとたまりもないでしょう。日銀は本当に何もしないというか、どっしり構えているだけです。
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