これは何年も前にAmazonに文句を言ったのだけど、やっと動いたのかというところ。Amazonの、ゲームとか裾野の広い製品のレビューは本当にメチャクチャで発売前のものに「期待大です」とか、逆に「絶対買うな」とかレビューになっていなかった。中には嘘を書いてまでネガティブキャンペーンを貼っている暇人がいて、しかも数が多いのでノイズを無視するわけにもいかず、事実上役に立たないレビューだった。文句を言っても自動返信かと思うようなメールが返ってくるだけで数年間まったく改善されなかった。
Amazonは「以前に○○の本をチェックされた方に、このご案内をお送りしています」とメールを送ってきて、そこまでユーザー管理が徹底しているなら、買っていないユーザのレビューを禁止するくらいしてもいいだろうと思った。そうすると、他で買った人はレビューを載せられないけど、多分問題ないと思う。なぜそうしないのか?
Amazonという会社はどうもブラック企業らしい。イギリスの例だけど
英Amazonの労働環境は劣悪?とある。
医師の診断書があろうとも病欠は認めない。もし病欠するとペナルティがつき、ペナルティが6点になると強制解雇。
週5日の勤務が終わると、土曜の夜から日曜のAM5時まで、10.5時間の深夜労働が強制される。結果、週7日間労働していることに1時間にピッキング&梱包する商品の数に非常にきついノルマがある。たとえば、Xbox 360を1時間に140個梱包する、などグループ内の誰か1人でもこのノルマを達成できなかったら、ほかの労働者にもペナルティが課される
一回の勤務での歩行距離は合計14マイル(22.5km)にも上る
8時間の労働の内、休憩は15分1回と20分1回のみ。トイレに行くのにも許可が必要
給料は昼勤で時給6.30ユーロ(約790円)、夜勤で6.80ユーロ(約850円)
日本の例では
通信用語の基礎知識に次のような記述がある。
内部
その内部は、倉庫というよりは、実は店舗と言った方が近い。本はまるで図書館のように配置されている。
ここをアルバイト従業員が走り回り、注文された書籍等を探しまわり、これがやがて箱詰めされてペリカン便で自宅まで送られることになるのである。
IT企業と思われているAmazonだが、内部は人力による、人海戦術で動いているのである。
人員は約400〜500人。僅かなAmazon社員が頂点におり、運営は日本通運が行ない、その他ほぼ全員となる現場の作業員はアルバイトである。アルバイト
特殊な製品は手作業としても、本やCD、小さな雑貨類に限れば、商品の選択から梱包まで、やろうと思えば機械化できるはずである。しかしAmazonは、それを行なっていない。
このバイトの作業は、注文を受けた本やCDなどを、在庫の中から探し出し、棚から抜き出し、箱に梱包することで、これを延々と繰り返す。時給は900円。社会保険は一切無く、ノルマも厳しく、契約は2ヶ月ごとの更新であるという。
バイトは倉庫内を走り回り、探して来たら必要項目をコンピュータに入力する。この作業は全てコンピュータに記録される。ノルマは一人、1分3冊以上であるという。
とあるので、やはりブラックっぽい。こんな組織だから、全体のシステムを作る上の方はともかく、現場から何かよいアイディアが出て全体に広まることは無理なのかも知れない。
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