Savile Row

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セヴィルロウ(Savile Row)といえば洋服の青山の最高級のスーツ・・・ではなくて、イギリスにある高級テーラーが軒を連ねる通りである。日本語の「背広」の語源とも言われる。

ポンド安・サブプライムローン問題

いま、イギリスもサブプライムローン問題で大揺れになっている。最近も「英RBS、08年に赤字とのれん代で最大280億ポンドの損失」というニュースで賑わっている。数字が大きすぎてピンとこないかも知れないけど、1ポンド200円と考えると6兆円近い赤字で、これはアメリカのcitiなんかよりよっぽど深刻なんじゃないかと思ったりするほど。ただ、今は1ポンド120円ちょっとなので3.3兆円の赤字と報じられて、ダメージ半分のような錯覚に陥るけど、結構やばいんじゃないかと思っている。

このことは高級テイラーにも無縁ではなく、いまSavile Rowに行くとバーゲンセール状態なんだそうだ。1/3くらいで良質のスーツを誂えてくれたりするとか、ほんとかな。さらに一時期に比べてポンドが半額で、結果的に1/6で高級スーツが買える。

ポンド・円の1年チャート

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ポンド・円の10年チャート

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ひどい暴落(´・ω・`)RBS破綻でもしたら1ポンド80円くらいまで行っちゃうんじゃないか。商品化商品の保有も実はヨーロッパはアメリカの6倍くらい持っているそうで、次のリーマンショックはイギリスで起こるなんて自分勝手の予想をしている。

学生服文化

ところで、日本のスーツの文化はひどいと思う。これは学生服の延長ではないのかと。

学生服というのは一応は正装で、結婚式や葬式も貧乏な学生は学生服で行けば失礼にならないという代物なのだけれど、街を見るとひどい格好の中高生がたくさんいる。着崩していたり、汚れたものを丸めて鞄に詰めていたり。つまり、日本において学生服というのは正装ではなく、ユニフォームというか作業着でしかない。

就職活動でオフィス街を回っていたのだけど、スーツも人それぞれ。学生服と同様に糊が落ちてぺらぺらになったスーツで、炎天下なのにネクタイ締めてあひあひ言って歩いている汚い人もたくさんいた。営業さんにとってスーツは消耗品で高いのを買っていても仕方ないのかも知れないけど、あれなら綺麗なTシャツで行った方がまだ失礼にならないんじゃないかと思うような人もたくさんいる。

こうした形式ばかり重視する文化は学生服によって育まれたのではないかと推察する。というか、学校も制服をアホみたいに汚くても着ていればOK、清潔でも私服はダメとか言っている脳みそ筋肉な教師が多いから悪しき文化が継承されるんじゃないかな。スーツを作業着にしている大人もいるのだから、教員もそれと同じくらいの意識水準と考えれば仕方がないのか。

追記:そういう意味ではクールビズというのはエアコンの温度を下げるだけでなく、ファッション的にも少しは考えよーぜという意味合いで花まるな発想だったと思う。海外ニートさんの話だと

って言うか、何でネクタイ締めたままなんだ? 社則でもあるのか? 相撲取りが人前に出るときはまげを結っていないといけないように、リーマンはネクタイ外しちゃダメなのか? ヤフーの知恵袋で質問してみたいな。

ちなみにシンガポールはネクタイをしない文化なので、使うとしたらせいぜい面接の時くらい。それも終わってビルを出れば速攻で外すよ。予想通りと言うか、クソ日系会社の本社から出張にやってくるようなリーマンはクソ暑い中、皆ご丁寧にスーツ来てネクタイしてるからすぐ日本人だって分かるよ。場違い感100%!

というのは至極まっとうな指摘と言えよう。正装というのは相手とか場所への敬意なのに、実際に多くのサラリーマンは思考停止に陥っていて義務化されている。本人が勘違いしているならいいんだけど、周りまで勘違いしていて足の引っ張り合いに興じるから、自分だけノーネクタイは難しい。そこんとこにクールビズは風穴を開けてくれた。

私服がスーツの人

私服がスーツの人はいるのだろうけど、ドラマなんかを見ると気取ったエリート風の人が多い。二枚目でヒロインに言い寄るけど、最後は主人公に負けるとかね。つまり嫌な印象だったりする。これはもったいない。

前にシーボくんにそれとなく言ったことがあるんだけど、彼は高身長のうえに体格もいい。ラジオでファッションについて軽く悩んでいるような感じだったけど、体格のいい人はスーツも似合うんだ。オマケにイケメンで紳士的、悪いところないじゃないか、ちくしょー。だから、もっと私服としてスーツを好む人が現れてもいい。しかし、前述のようにスーツは作業着であったり、キザな2.5枚目のアイテムだったりして人気がないように思う。

作業着のスーツであるから、そこいらの吊しのスーツはリクスーみたいなのが多い。実際に入社後もそういうスーツばかりの人も多いけどね。というわけで、お洒落スーツが欲しいときは自分でオーダーして作るということになる。それなりにいいスーツは安くはないが、とんでもなく高いというわけでもない。別にブランド物のスーツでもないからね。デパートなどでスーツを買うと高くつく。1.5倍から2倍くらい高いような気がする。逆に言うと街のテーラーで仕立てるとよい物が半額くらいで買える。1回旅行に行くのを諦めてスーツをオーダーすると、しばらくの間は幸せな気分に浸れると思う。

Savile Row

さて、話は戻るけれど、Savile Rowでは1年前の1/6くらいでスーツが買えるらしい。アルマーニのプレタポルテとかではないので、60万円(2,700ポンド x 240円/ポンド)くらい出せば相当な物が手に入るはず。それが今なら10万円(800ポンド x 120円/ポンド)くらいなのか、これはすごい。

10万円はかなり高い。服に10万円使うってどうよ?って気がするけど、学部の時にある女子学生が「月に5万は服に使う」と言っていたので、万年ユニクロの私からすれば高いけど、彼女の基準で言うと2ヶ月分くらいなのか。その辺のユナイテッドアローズなんかでもジャケット結構高いし。

スーツは大事に扱えば長く持つ。汚れたらクリーニングに出して、そうでなくても脱いだらハンガーに掛けてブラッシングして少し休ませる(毎日着たりしない)ようにすれば、体型変わらない限りはずっと着られると思う。